[04ポルトガル]グループA第一節 スペイン vs ロシア

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同じくパスサッカーを目指しているロシア。ウイングサッカーの代名詞ともなっているスペイン。どうなったのでしょうか。
UEFA EURO2004 グループA第一節 スペイン vs ロシア – スペインのかかえるジレンマ
◇グループA ◇6月12日19時45分◇エスタディオ・アルガルヴェ(ファロ) ◇ウルス・マイヤー(主審) スペイン 1 – 0 ロシア 後半15分【スペイン】 バレロン 出場メンバーは、ニッカンスポーツのこのページへ
■スペインのかかえるジレンマ 私は今大会スペインがかかえているジレンマがあると思います。それはラウールとバレロンの併用です。 スペインのフォーメーションはご存知の方も多いと思いますが、ウイングを積極的に使った4-2-3-1です。そのため2トップを採用するとトップ下が置けなくなってしまいます。 この問題は実は日韓のW杯でも同じことがいえたわけなのですが、この時はトップ下にラウール、下がり目の位置にバレロンを置く事で解消していました。 今回の大会は優勝を果たしたバレンシア勢を起用することで、守備を強化しています。バレンシアでもコンビを組んでいるバラハとアルベルダを起用しているのです。この試合をみても、最終ラインには不安をかかえますが、この位置で積極的にボールが取れるためにかなり高い位置からのプレスが実現していました。 守備は安定するのですが、唯一の問題はバレロンが起用できないことです。絶対的エースラウールははずすことは出来ません。しかし、ラウールはパスは出せますが、生粋のゲームメーカーではありません。かといって、ワントップにしてしまうとラウールの持ち味である動きのよさがいきません。あとワントップにしては、高さという面でも物足りません。ラウールが最大限に力を発揮するのは、モリエンテスのようなストライカータイプと組むことによって、彼らしいパフォーマンスがより引き出されるのです。 そうなると、モナコを決勝まで導いた好調モリエンテスを起用するのが普通の考えとなるでしょう。 この試合もいつものスペイン代表以上のモティベーションを感じました。今回のEUROにかける彼らの気持ちは本物だと開始15分くらいでわかったのです。 前述したようにバラハ・アルベルダの安定感から、高い位置からボールが取れ、右のエチェベリア、左のヴィセンテというウイングの突破がみられました。最初のうちはロシアも戸惑いがみられたのですが、その攻めが続くにつれ、ロシアも対応できるようになっていました。 これはどうしてなのでしょう。私が思うには、スペインには中盤のためとか、変化をつけられる選手がこのゲームでは欠けていたと思います。それが、スペインのジダンともいわれる特別な才能をもったバレロンだと考えます。 スペインの攻撃は確かに高い位置でとれて迫力もあった。しかし、ポルトガルに比べるとその攻撃のヴァリエーションは少なかったように感じました。ポルトガルと比べるのも酷な話なのですが。 バレロンを入れるとなると、2トップのうちのどちらかをはずさないといけません。ラウールははずせないとなると、自然とモリエンテスになってしまいます。 これがスペインの抱えているジレンマですね。 この試合は偶然でしょうが、バレロンの起用と共にゴールが生まれました。この一瞬ためをつくったゴールはバレロンらしいというか、いいゴールでした。 たぶん、これからの展開としては、ボランチの二人は守備の安定を重視したときには、かなりいいので、前半はこの試合のスタメンでいき、状況に応じて、バレロンの投入になるのかなぁという気もします。 解決策の一つとしては、守備的なボランチとバレロンを組ませること。W杯ではこれはそこそこうまくいってました。 もう一つはおもいきってラウールははずして、トップにフェルナンド・トーレスを置くというのも思い切っているようですが、いいと思います。 フェルナンド・トーレスは大型ストライカーですが、足元もやわらかいプレーヤーです。スペインではワントップの人材としては一番適しています。 先発からラウールをはずすというのは考えられないので、点が取れないときとかには、フェルナンド・トーレスをトップに、トップ下にバレロンというのは有力なオプションになることでしょう。 こういった思い切った采配を柔軟にできるかが今回のスペインの鍵になりそうですね。監督にかかる比重が高いような気がします。悪女のような魅力を今回は優勝に結びつけられるのか、いつものように壁を越えられないのか。読めないチームというのは変わらないのかもしれません。 一方のロシアもよくがんばっていましたね。スペインと同じようにパスをつなぐことを重視するパスサッカーをやるチームで好感がもてます。しかし、スペインと同じことをやらせたら、力的に劣るチームの方が不利でしょうね。ポルトガルも同じようなサッカーをやるので、ロシアは厳しいかもしれません。これからのチームという感じがします。 ポルトガルの次の相手はこのロシア。ポルトガルにとっては比較的やりやすい相手なので、なんとかまず一勝して、スペイン戦に備えてもらいたいものです。 スペイン対ポルトガルは歴史に残るような試合になるでしょうね。楽しみです。

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galthie

スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。 好きなチーム:アーセナル 将棋棋力(2016年1月現在) 【将棋ウォーズ】3級 【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ) 【将棋道場】対局数少なく判定出ていません

コメント

  1. miya10costa より:
    なるほど〜〜。 お互い見方がちょっと違くておもろいね。 オレは、前半ラウール&モリエンテスで行って、 それでペースが上手くいかなくなったら、バレロン投入。 もしくはその逆というのが良い気がする。 それをすると、今回もそうだったけど、 ペースが同じチームなのにガラッと変わって 相手はやり憎いんじゃないかな!? あと、ラウール&モリエンテスの時に シャビ・アロンソを使うのも面白いと思うよ。
  2. 開幕しました。 スペインの新聞ったら「皇帝バレロン」ですって。 たまたま直前にCLの決勝のセレモニーを見てたんで、どうしても比べてしまいました、ユーロ2004のオープニングセレモニー。ドイツの整然とした出し物と違って、なんとなくアバウトでおおらかな感じだった気がします。だってラテンだもの。(みつを風) ポルトガルの国歌斉唱
  3. galthie より:
    いやぁ、今朝の試合見て、疲れたぁ・・・。 そうだね。たぶん前半のやりかたを継続して試合の流れを見て采配するだろうね。今日のフランスよりはフランスはいい攻めしてた。 ミヤのいうようにリーガのままのスペインというかリーガの特徴をよく出せているチームだよね。あとはトップ下だけかな心配は。 シャビ・アロンソ先発っていうのはいいね。改善策の一つだと私も思います。
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