いにしえゲーム回顧録 十八回裏二死二塁 「エレベーターアクションリターンズ(最上階展望デッキでございます編)」

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 前回までのあらすじ:ダウンタウン地下に仕掛けられた爆弾を解除するため、そして謎の小型飛空艇団を追って、地下鉄構内へヘリで乗り付け、ホームに開いたドデカい穴に飛び込んだ姐御だったのだった。

 

 そんな訳で我らが姐御はダウンタウンの地下と潜入です。しかしこのテロ組織、あっちこっち爆破したがりますが、空港、建設中のビル、ダウンタウン地下と、今一つ行動に統一性がありません。誰かを困らせて喜ぶかまってちゃんでしょうか。こういう輩には徹底したガン無視が良いのですが、爆破されるとやはり困るので、とっとと任務遂行と参りましょう。

 地下鉄ホームに降り立ち、車両に入ると天井になんだかよく分からないメカが張り付いています。乗客の兄ちゃんがブルッてますので速やかに破壊。そのまま反対側からダウンダウン地下へと続くトンネルへ向かいます。地下は既に敵の手に落ち、あちらこちらに武装した敵の姿が見えます。…だからこれから爆破するところになんでいるのよ。しかも狭い通路なのに4人も5人も詰めている状況は異様です。爆発直前まで警備するのかしら。とかなんとか考えながら1人ずつ片付けます。

 そして最初の赤ドアに入り、爆弾を処理して上層へ向かうと、シールドを持った敵がいます!こちらが発砲しても簡単にガードし、悠々と反撃してきます。ズルイ!でも賢い!ということで堪らず被弾。一旦エレベーターで下階に退避します。わぁ、エレベーターで退避だなんて、エレベーターアクションぽいなぁ…と感慨に耽りつつ、さてどうしましょう。焼夷弾を投げ込めば一発ですが、弾数制限があるので温存したいところです。なので時間は掛かりますが、エレベーターで上がったり下がったりしながら射撃です。上がったところで銃撃し、敵が撃ってきたら下降というわけで、デパートでやったら確実に叱られる行動です。しかし効果は抜群で、敵は数発被弾でシールドが破壊され、丸腰になったところでズドン。一安心して上層へ向かうと、シールド兵士がワラワラいます。中盤だけあって敵も歯応えが出て来ました。というか姐御にもシールドをくれまいか。

 取りあえず単体のシールド兵士には、先述のエレベーター上下攻撃で、数人いたら焼夷弾をお見舞いします。さらに通路には地雷があったり、ひそかに天井になんだかよく分からないメカが待ち伏せしていたりと気が抜けません。ようやくダウンタウンの幹線道路真下の地下水道に来ますと、冒頭の小型飛空艇が飛来してきました。地雷を撒き散らしながら、時折バルカン砲を発砲してきます。どう考えても分が悪いですが、しかし姐御の焼夷弾の炎に突っ込み爆発。本当にこの軍団、大丈夫でしょうか。そんな心配をよそに次々と飛来する小型飛空艇。こうまでして爆破させたいダウンタウンって一体何なのでしょう。単なるテロ組織同士の縄張り争いとかじゃないでしょうね、とか考えつつ、最後の赤いドアに入室。爆弾解除です。すると天井の大穴からヘリが入ってきて姐御を回収。クリア時の一枚絵は交差点の真ん中に大穴が開いています。姐御の爆弾処理は何だったのでしょう。ともあれステージクリアです。

 

 次は海底油田のプラットホームに仕掛けられた爆弾を解除せよ、とのこと。…テロっぽくなってきました!ようやくあの赤スーツにスイッチが入ったようです。でもテロはテロなので、迷惑ですから出動です。

 毎度おなじみ、忍ぶことなくヘリでプラットホームに乗り付けます。内部にはシールド兵士やなんだかよく分からないメカが佃煮にするほどいます。…だから爆破する場所になんでいるのかな。しかも周り海ですよ。もういいや、と先に進みます。すると通路の奥に地雷が並び、加えて何が電気がビリビリ放電している装置があります。…電磁バリア!?来たぜ、未来!でもこのままでは先に進めません。と、階上を見上げますと、いかにもな装置が稼働してます。…コレだな、と無慈悲に破壊しますと、電磁バリア消滅。あぁ、オレの未来が、とか残念がっても仕方ないので前進です。

 プラットホーム内は非常に入り組んでいるようで、実は一本道という、生活環境の悪い間取りをしています。そこへ大量の敵が右へ左へとウロウロ待ち伏せています。途中入手したランチャーならばこれらの敵は一撃なのですが、弾数が少ないのですぐになくなってしまいます。となると、いつもの「エレベーター上下」しかありませんが、幸い青ドアが結構あるので、焼夷弾を使って突破していきます。しかしよく考えたらココ、石油施設でしたね。いっけねぇ、火気厳禁じゃんか。でも使う。

 連続リフト地帯、電磁バリアパート2、壁掛け射撃装置、そしてやっぱりなんだかよく分からないメカと、多様なギミックと敵の複合攻撃にやや防戦一方となり、次第に焼夷弾で強引に状況を打開する機会が増えてきました。しかも気が付けば青ドアも見当たらなくなり、焼夷弾の補充も満足に出来ません。加えて金髪スーツのヒットマンっぽい敵も出現し、こいつらはこちらを捕捉、即銃撃、時には腹這いになって床スレスレに射撃というトリッキーな輩なので、出現したら素早く倒さなければなりません。これまで以上に「エレベーター上下」が必要になり、しかし強行突破は禁物ですので、非常に忍耐のいる持久戦となりました。このあたりが実に、あぁエレベーターアクションだなぁ、としみじみと感じてしまいます。

 そして最深部、地雷と電磁バリアに囲まれた最後の赤いドアの前に、あの赤スーツがいました。ボーッと突っ立っているので、コンニャローと銃撃しますと、あっさり被弾。慌てて赤ドアに逃げ込みましたので後を追いますが、彼奴の姿は既になく、姐御は用意してあったゴムボートで脱出。ステージクリアですが、クリア時の一枚絵がプラットホーム大爆発なのが気になりますが、私は姐御が無事ならそれでいいです。

 

 さて次のミッションは、なになに、「奴らが核ミサイルの発射を宣言した」…?えーっ!?(画太郎風)なんで急に過激なテロに走っちゃうの?ていうか、テロの範疇を超えてるよ!もうただのヤケクソじゃんか!で、基地内に潜入して止めろ?基地がどこにあるか分かるなら、そこにミサイルでも打ち込めば良いじゃない!なんでここで急に隠密行動なの?公になるとパニックになるからかなぁ…。大人の事情を鑑みつつ、ともあれ急にクライマックスなミッション開始です。

 今回もヘリで基地屋上に侵入。迎撃されなかったのが不思議ですが、ともかく内部へ進みます。恒例のシールド兵士が待ち受けていますが、今回はちゃんと警護なので筋が通っています。ここに来て、このテロ組織は論理を身に付けたようです。さていきなり赤ドアがありますが、ここで核ミサイルの発射プログラムを阻止するのかしら。入室しますが、特に何も起こらず出てきました。…なんか、上手くいかんかったようです。エレベーターで先に進みましょう。

 長い縦穴にはショットガン野郎、ジェット部隊など、これまでの敵がオールスターで待ち受けています。エレベーターは下降し続けるので、先手必勝で冷静に狙撃し、最下層へ到着すると、電磁バリアに守られた赤ドアがあります。入室しますが、ここでもないようです。仕方ないので右手方向に進み、逐次現れる赤ドアに入りますが、どこもハズレのようです。今度は上へと基地が続いているようなので、何層か上昇すると、巨大なモニターの前にあの赤スーツがいました!なんかちょっとびっくりしてますが、モニターではカウントダウンが始まっています。あと170秒、ゲーム画面でも170秒のカウントダウンが開始!えー!?(画太郎風)あと2分ちょっとでなんとかすんの?メトロイドでも999あったよ!?

 姐御登場にびっくりした赤スーツが逃げていきます。その脇には巨大なミサイルが見えます。とにかく追いかけなければなりません。急いで後を追うと、まだ赤ドアがあります。ここは赤スーツを追った方が良いのでしょうが、一応赤ドアに入るのがこのゲームのルールなので、入っておきます。はい、ハズレ。残り140秒。

 電磁バリアだらけのエレベーターで上昇すると、途中の階に木箱があります。…武器が入っていますが、取るべきか先を急ぐべきか?ランチャーなら弾数は少ないですが、どんな敵でも一発なので取っておきましょう。木箱を破壊し、ランチャー入手。残り130秒。

 さらに上層階に行きますと、青ドアが頻繁に出現します。焼夷弾を補充したいですし、ここまででダメージも食らいましたから回復もしたいところです。しかし時間がありません。取りあえず1つだけ入り、目押しで焼夷弾をゲット。体力はまだありますので、残りは無視して先を急ぎます。残り110秒。

 そしてここでなんだかよく分からないメカと小型飛空艇のタンデム波状攻撃です!あぁランチャー拾ってきて良かった!オレ、ナイス判断!来る敵来る敵、どれもあっさり一発で破壊。残り70秒。

 ミサイルの弾頭が見えましたが、施設にはまだ上があるようです。恐らくそこに制御装置でもあるのでしょう。エレベーターでさらに上に向かい、遂に最上層。赤スーツが通路の奥にいて、何かの装置を守っています。ランチャーで赤スーツごと奥の装置を攻撃です。しかしさすがはボスの赤スーツ、ランチャーを食らってもまだ立っています。この人もアウトフォクシーズ系の人のようです。向こうも反撃してきますので、エレベーター上下でかわします。残り50秒。

 数発ランチャーを打ち込むと、とうとう赤スーツは崩れ落ちました。丈夫な人でした。しかし矢印アイコンが奥の装置を「さらに撃て」と言っています。急いでランチャーを打ち込み、装置を破壊!これで核ミサイル発射は阻止されたぜ!…しかしそこで意外な光景が繰り広げられ、画面はホワイトアウトしました。

 

 こうしてミッションは達成され、スタッフロールとなりました。1コインクリア達成です。しかし私は首を傾げていました。結局アレはどういう事だったのでしょう?翌日、私は再び姐御でプレイし、今度はカウントダウンゼロまで待ってみました。ミサイルは発射され、キノコ雲の一枚絵です。これはつまりバッドエンドですが、しかしこれでグッドエンドの真相が分かりました。なるほど、タイトーだな、と思い、姐御の奮闘を讃えたのでした。

 

 その後、私はキャラをロン毛やゴリさんに変えて、繰り返しプレーしました。ロン毛の派手な爆風は愉快でしたし、ゴリさんの炸裂弾は敵に同情するほど痛そうでした。しかし結局私は使い慣れた姐御で一番多くプレイし続けたのでした。そして目押し可能を良いことに、焼夷弾を存分に使ったお大尽プレイをしてみたり、近接格闘攻撃を多用してみたりと、存分に楽しみました(ハイスコアは狙わなかった)。しかも1コインクリアには30分以上かかる、所謂「もつゲーム」だったので、私は撤去されるまで遊び倒したのでした。簡単ではないけれども、むつかし過ぎてもいない、とてもバランスの良いゲームだったと思います。

 

 

 さて…、

 

 …打ちました、ライト前に転がり、二塁走者ぴのが、三塁ベースを、蹴った!?ぴの、ホームに突っ込みます!セカンド中継!判定は…セーフ!サヨナラです!試合終了!それではヒーローインタビューに参りましょう!


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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