ASMRってなんなんスかね。

健康
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 新年一発目ですが、電脳空間には関係ないので新年のご挨拶は取っ払い、さてさてそんな年始の昼下がり、「真・女神転生Ⅱ」で行き詰り(あ、「伝説のオウガバトル」は私には無理でした、ていうか、SRPGはやはり私には無理でした)、しかし攻略サイトを見るのはシャクなので自力で何とかしようとしていた私は(しかし後日やっぱり見る)、本能的感情のみでゲーム機の電源を落としますと、ぼんやりと耳かきをしていました。

 ここで私の小汚ねぇ耳の穴をかっぽじってくれる素敵なステディ(死語)なぞおりませんから、仕方なく己が腕でかっぽじっておりますが、いかんせん私は右利きで、したがって左耳の穴はウマくかっぽじることが出来ず、荒廃するに任せるしかありませんでした。

 で、己が耳の穴が快適にならんのなら、せめて人様の耳の穴が爽快に清められる様を見たくなるのは必至でありましょう(ありません)。てなわけで、私は行きつけ(?)の耳かき動画をぼんやり見ることで松の内は暮れていくのでありました。

 

 さて、昔から耳かきやマッサージの動画は数多くアップされていますが。最近ではこれらの動画は「ASMR動画」という名称で紹介されています。ASMRとは「人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚(wikiより)」であり、つまり見ていてゾクゾクウットリする代物なわけです(ちなみ何の略称かは知りませんが明石屋さんま)。

 確かに耳かき動画を見ていると後頭部のあたりがザワザワジィンとして心地よいものです。なるほど中国がこれを「ポルノ」と定義するのももっともなのかもしれません。かのミラーニューロンでも働いているのでしょうかねぇ…。それはさておき、言葉が出来れば概念となり、概念が出来ればコンテンツが充実するのは世の常であるわけで、ここ数年でこの手の動画は爆発的に増えました。おかげで私好みの耳かき動画が溢れ返り、まさに桃源郷ッ…!真に倒すべきは会長ッ…!

 しかしかつてファミコンでも全盛期には有象無象の珍奇ソフトが乱発したように、ASMR動画もなかなか珍奇なブツが出てくるわけでして、今回は「これは本当にASMRなんだろうか」と唸ってしまう動画をご紹介しようと思います。まずは王道の耳かき動画から。

 

 …この客のイヤそうな表情はなんなんでしょう。ちっとも気持ちよさそうに見えませんし、店主のオヤジの乱暴な手付きには戦慄すら覚え、もはや罰ゲームです。

 しかし見ているうちにこの客がだんだんコント55号の二郎さんに見えてきて、つまりは「これはコントだ」という風に脳が認識してくるから不思議です。そうなってくると何だか客のオヤジの表情が妙に笑えてきて、ある意味ASMRと言えなくもない気がしてるからインドは油断なりません。

 次は理髪店でのマッサージ動画です。

 

 もうマスターの表情がステキの一言で、客の反応を見るのが楽しくて仕方ない様子。マスターの手付きは乱暴の一言で、「マッサージ」というより「頭をひっぱたく」の方が近い気がして、理髪店というより拷問部屋の匂いを感じてしまうのは私だけではないでしょう。なのに客はほとんど無反応であり、「気持ち良いのは客じゃなくてマスターじゃね?」と勘繰ってしまう珠玉の出来と言えましょう。

 このマスターはかなりの数の動画で登場しており、毎回スベリなしの完璧なパフォーマンスを見せてくれます。今後の動向が気になる注目株であります。

 続いてはちょっと気になるこの動画です。

 

 目の洗浄、ということなんですが…。変な棒を目に突っ込んでいます。どうやら瞼や眼窩に溜まったゴミを取っているらしいのですが、気持ち良い以前にコレ、安全なの?

 中国や東南アジアではポピュラーな施術らしいのですが、日本にはない文化なので、正直どういう感覚なのかちっともさっぱり分からず、動画内のテロップによれば「ちょっとカユイ」らしいですが、むしろちょっと怖い、というなかなかの逸品です。気持ち良いのかしら。

 最後に今世紀最大の問題作でお別れです。

 

 こちらはインドのおばぁがクリップ上の器具を瞼の中に突っ込み、砂利がモリモリ採れるという内容ですが…、こんなに出ないだろ。基本的な手品のトリックを用いているのでしょうが、それにしても砂利が出過ぎです(例えば耳かきの場合、耳かき棒を差し込む際にゴミを耳に入れて、さも大きな耳垢が採れたように見せかけるトリックがよくあります)。一種のマジックとして楽しむ動画と言えるのかもしれません。

 

 ということで、ASMRとは言い難い動画の数々をご紹介いたしました。どうですか?気持ち良くなれましたか?んなわきゃない(タモリ)。今年もこんな感じのユルイ感じでよろしくお願いいたします(結局年始の挨拶をする)。


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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