さて、ついに予選リーグ最終戦が始まりました。2戦終えたところで、結果的に全グループ、死のグループ…。ってか、元祖死のグループ、Dグループがチェコ2連勝で一抜けという…。なんて波乱だらけの大会なんでしょ!?
そんな波乱の大会の口火を切ったポルトガルが遂に予選突破を賭けて、国の威信と大会の成功を賭けて、スペインと闘いました。
(ポルトガル背負うもの多すぎ、そして大きすぎ(苦笑))
先発を大幅にいじってきたのはスペイン。
フェルナンド・トーレス、シャビ・アロンソ、
ファニート、ホアキンを先発に使ってきました。
対してポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドが先発と
一人だけいじってきました。
この先発メンバー入れ替えで効果があったのはポルトガル。
クリスティアーノ・ロナウドとフィーゴの二人がポジションを変えながら、
両サイドを制圧。ペースはあきらかにポルトガル。
スペインは先発メンバーをいじり、なおかつ今までとは違う
守備的な形で試合に入りました。これが良くなかった。
前線のラウール、フェルナンド・トーレスが孤立。
ポルトガルはスペインの攻めに怖さを感じないために、前へ前へ攻めていきます。
パウレタも上手い動き出しからゴール前に飛び出したり、
ポストになったりと、今までで一番と思えるようなパフォーマンスを見せます。
両ウイングを取り戻したポルトガルは上昇気流に乗ります。
しかし、スペインも意地があります。負ければ突破も危ういため、
必死のディフェンスで点を与えません。
前半はポルトガル攻め込むものの0ー0で、終了。
後半、ポルトガルは思い切った手に出ます。決して悪くなかったパウレタを
ヌーノ・ゴメスに交代。ある意味ギャンブルです。
スペインはメンバー的には手を加えず、後半をスタートしました。
ただ、イニャキ・サエス監督は作戦を守備から攻撃へ変更し、
前に出ることを指示したようです。
後半、スペインはホアキンやビセンテの位置取りが高くなり、
ポルトガルにやられていたサイドを押し返しました。
これによりポルトガルは前半のような攻撃が出来なくなります。
しかし、スペインも決定的なチャンスまでは掴めません。
そんな中、遂に試合が動きます。
DFを背負いながらパスを受けたヌーノ・ゴメスが上がってくる
フィーゴへ落とすフリをして、素早く反転、そのままシュート!!
シュートはスペインDFの股の間を抜けて、そのままゴール左隅へ。
カシージャスもDFがブラインドになったため止められず。
ゴール!!
ポルトガル先制〜。貴重なゴールを前回大会ブレイクした男が決めました!!
ちなみにこれは今大会ポルトガルFWの初ゴールです。
遂にFWが点を取りました。
その後、スペインはルケ、バラハ、モリエンテを投入。
フェルナンド・トーレスが抜けだしシュートもポストに当たる。
さらにルケがビッグチャンスを掴み、ループシュート、
しかしリカルド・カルバーリョがクリア、
またスペインはヘディングがクロスバーに当たるなど不運もあり点が取れません。
モリエンテスを入れた後半35分過ぎにはFWを四人並べて
パワープレーに出ます。ロングボールを放りこみ、高さに任せた攻めに
出ましたが、普段やり慣れていないプレーに連携は見られず、
歓喜は訪れませんでした。
試合終了。
1ー0、ポルトガル勝利。
ロシア対ギリシャが2ー1でロシアが勝ったため、ポルトガルが一位通過、
ギリシャは2位、スペインは3位となって、スペインは敗退が決まりました…。
でも、この結果、信ジラレナ〜イ(ジローラモさん風)。
あんなに苦しんだポルトガルが一位、そしてこのグループで
一番攻撃的なサッカーをしていたスペインが敗退…。
ギリシャは破ったポルトガルに助けられ、2位通過。
う〜む…。…複雑な心境だ…。
ポルトガルが良かったのは、守備の安定、ヌーノ・ゴメスの復活でしょう。
守備はポルトの二人、リカルド・カルバーリョとヌーノ・バレンテを
入れたことで安定した強さを見せました。
また右サイドのミゲルも良いアクセントになっています。
この3人プラス、ジョルジュ・アンドラーデの
4バックに変更したのは当たりでしょう。
そして、この試合でゴールを決めたヌーノ・ゴメスの復活。
彼はユーロと愛称が良いんじゃないですかね?
彼の躍進でベスト4まで進んだポルトガルですから、頼れるFWが現れれば、
前回を越える結果もあるかもしれません。
オランダが優勝したとき、ファンバステンは最初控えFWだったらしいので、
その再現なるか?注目ですね!!
そして、スペイン…。やはり分別のある女性にはなってませんでした…。
むしろ悪女に磨きを掛けたようです(笑)。
誰があの内容で予選敗退を予想できますか?期待させるだけさせて肩透かし…。
しかも今大会は魅力に磨きをかけたうえで、この結果…。
超ド級、超A級の悪女ですね…。
スペイン美女にはご用心!!ですねぇ〜(涙)。
はぁ〜〜、また裏切られちゃった…(-_-;)。
スペインが負けた敗因はスタメンをいじりすぎたこと、
そして守備的に試合に入ったこと、
選手交代で入れた選手とポジションの三つが大きいでしょう。
上手くいっていたチームから4人を入れ替えたのは多すぎた気がします。
せめて2人にしておきたかったですね。
特にギリシャ戦で得点したモリエンテスを変えることはなかった気が…。
そして、引き分けを視野に入れるなら、シャビ・アロンソより
バラハの方が確実であった気がします。
なので、怪我のエチェベリアに代わってホアキン、
出場停止のマルチェナに代わってファニートを入れるくらいで
スタメンをスタートして、試合展開によって投入するのが良かったかなと思います。
そして戦い方も上手くいっていたサイドを起点にした
サッカーを軸にしたうえでリスクを犯さないという選択をしてほしかったです。
なぜ、引いて守ってしまったのか?
選んだ選手と守備的な戦いにアンバランスを感じます。
守備的ならバラハ使ったほうが良いと思うので。
シャビ・アロンソは攻撃寄りな選手ですし。
それについてイニャキ・サエスの考えを聞いてみたい。
そして選手交代はなぜルケが右サイド?
そしてバレロンを使う選択肢がなかったのか?
この試合にだけは選手起用に?が多く付きます。
さて、今後の興味はイニャキ・サエスはクビになってしまうのか?
僕は続けてほしい気がします。
何度も言いますが内容は近年ないほど良かったと思ってます。
足りなかったのは運と決定力だけだと思います。
それは前回大会のチェコと似ています。
チェコはそこから同じ路線で歩み続け、今はあのオランダに
逆転するほど強くなったわけです。
スペインにもその可能性を感じます。このままの路線で一試合で
2点以上奪えるようなチームになってほしい。
それが出来たら、スペインは戴冠し、悪女から卒業するはず(笑)。
そんなわけで、開催国ポルトガルは見事ジンクス通り決勝トーナメントへ。
そしてスペインはこのブログの予想通り、悪女っぷりを発揮して、
魅力をふりまくりまくって、あっさり、さようなら〜ってことに・・・。
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