インターコンチネンタル・カップがあまりの熱狂からホーム&アウェイでの開催が難しくなったことで実現したトヨタ・カップが去年20年以上の歴史を残して、世界クラブ選手権へ発展解消されるというのは、みなさんよく知っていることだと思います。
今ちょうど、G+でトヨタ・カップ終了記念なのか、
2月から全試合を当時の放送のままに放送しているようです。ケーブル等で見れる方は必見ですね。個人的には見始めてから最高だと思ったのは、ミランvsサンパウロの対決。ちょうど93年Jリーグ開幕でサッカーが異様に盛り上がっていた時の試合です。ミランはいうまでもないメンバーですが、サンパウロもメンバー凄くて、左サイドにレオナルド、中盤にあの鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ、FWミューレルなんかがいましたね。後に清水にくることになる、確かDFのロナウドもいたような記憶があります。
このチームには当時売り出し中の注目の若手ジュニーニョ・パウリスタもいて、途中出場してましたよ^^監督はブラジルの黄金のカルテットの伝説の監督テレ・サンターナ。スコアも3対2と凄い試合でした。まだ見たことない人はこの再放送でチェックしてみてください。おすすめです。
あと、デルピエーロが来日した時のプラティニ以来のユーヴェも内容よかったですね。今のユーヴェとはまったく違うというか・・・。リッピ監督の最高の時でしたね。若き日のジダンなど。対するオルテガ率いるリバープレートを圧倒していたのは鮮烈でした。うん?そういえば、
オルテガっていまどこでなにしてんるんだ・・・?ちょっときになったので後で調べてみます。
みなさんも私のようにあの時のあの試合は最高だったなぁという記憶があると思います。当時は、この時間が一分一秒でも続いてくれぇという幸せ感すらありました。今のようになかなか海外サッカーが見れなかったというのも大きかったと思いますが。
しかし、93年以降はともかく日本リーグに客がまったく入らないときにこの世界一を決める大会を開催できていたというのは本当に奇跡な感じがしますね。さすがにサッカー人気ないときでも、ZICOのフラメンゴがくるということで、満員になったんでしょうね。
当時の
日本で開催に至るまでの経緯を特集したコラムがスポーツナビ載っていますが、それによれば、軌道に乗ったのは、やはりトヨタカップといえば、あれという、プラティニの幻のスーパーゴールが決まったユヴェントスの来日からだといいます。プラティニのプレーヤー人生の振り返る『プラティニ全記録集』(たしかこういうタイトルだったと)でも、あのあとエレベーターであのゴールを取り消した審判と鉢合わせたと語っていました。審判の方が申し訳なさそうにかしこまって先に出て行ったそうです(笑)。今のルールだったら、間違いなくゴールなんですけどねぇ(オフサイドの位置にいるプレーヤーはゴールにまったく関与していない)。プラティニにとってもプレーヤーの中でも記憶に残る大会だったようです。
さて、そんなトヨタカップの思い出に浸っているときに、そうだ今年の世界選手権のレギュレーションでも確認しておくべ・・・と検索してみました。まっさきにひっかかったのは、『
G14がクラブ世界選手権への不参加の方針を示した』というニュースとそれをとりあげるブログの記事でした。うへぇ、つい最近「今最高に面白いサッカーをやっているバルサがきてくれたら最高だよね。」なんて話をミヤとしたばかりだったので、真っ青になりました。そういえば、そういうニュースあったよなぁって。
そもそも、G14というと、G14とは、
こちらの記事によると、1998年に設立されたクラブの集合体ユヴェントス、ミラン、インテル(イタリア)、バルセロナ、レアル・マドリード(スペイン)、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール(イングランド)、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント(ドイツ)、アヤックス、PSVアイントホーフェン(オランダ)、マルセイユ(フランス)、ポルト(ポルトガル)、オリンピアコス(ギリシャ)といったメンバーでスタートした組織のようです。
今は4クラブ追加されて18チーム、名称は依然とG14のようですが。
今のメンバーは、ACミラン、ユベントス、インテル(ここまでイタリア)、レアル・マドリッド、バルセロナ、バレンシア(ここまでスペイン)、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプール(ここまでイングランド)、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、バイヤー・レバークーゼン(ここまでドイツ)、マルセイユ、リヨン、パリ・サンジェルマン(ここまでフランス)、アヤックス、PSV(ここまでオランダ)、ポルト(ポルトガル)となっているようです。
うへぇ、我らのアーセナルもいるじゃん・・・。ちなみに
こちらのサイトの去年の9月4日のニュースによると、現在の会長はユベントス副会長のロベルト・ベッテガが選ばれているらしい。前の会長はレアル・マドリー会長のフロレンティーノ・ペレスとのこと。
これらの組織の発端は、たぶん98年当時にぎわせていた、これらのチームによる『欧州スーパーリーグ構想』からだと思います。UEFAもこう構想に対抗すべくCLの枠を広げて今のような体制になったのは記憶に新しいところです。検索した記事にようと噂では2007年にもスーパーリーグを再び立ち上げたいといったような話もあるようです。
確かにラグビーには南半球12チームによる『スーパー12』という大会が盛況です。来期からは拡大し、『スーパー14』になるようです。ラグビーの場合は構造がそもそも違ってNZなどは、オールブラックスを頂点としたピラミッドが出来ています。オールブラックス、スーパー12、州選手権(NPC)などと。サッカーの場合はこれをやってしまったら、国内リーグの権威がなくなってしまいます。98年当時もこの問題から反対の声は大きかったのですが。
G14は2004年3月16日の会議では、過密日程を理由に世界クラブ選手権不参加の方針を示していました。そもそも公に認められた組織ではない組織が、反対を表明すること自体がちょっと異常です。おいおい、これらのチームが出ないでどこが世界一だよと、どうなったのか継続して検索したのですが、情報が少ない。みんなこの事実忘れちゃったのかなぁと、検索したら一件だけありました。こちらの
ブログの記事から(となりの熊田曜子写真集に目がいって回り道したのは内緒ですが^^;)、
このソースによると9月10日に開かれたG14を含めたUEFA主要102クラブによる会合によって、参加がとりあえず合意にたっしたように書いてあります。賞金総額は1500万ドル(約16億5000万円)という高額なこともあったようです。
個人的にはやはりトヨタという大スポンサーが築いてきた実績というのは大きいのだと思います。ちょっとこれはかいかぶりかもしれませんが、日本の健全なトヨタカップや各大会の運営実績というものは必ずプラスに作用するように思います(まぁ、ひとことでいえば、日本がからめばお金になるということですが)。これがもっと他の地域での開催ということであったなら、このまま反対で押し切られたような気がしています。
確かに本当に欧州の日程は過密ですからね。言い分もわからなくはないです。でもそれだったら、夏に出稼ぎに日本にくるくらいなんだから、ついでに世界選手権やってもいいんじゃんとも思います。
時期をもうちょっと考えれば出来ないことはないと思うんですよね。
たとえば、プレミアも来年試験的に導入することですし、ウインターブレイクの時期に実施するとか。今回の決定では、南米、欧州のクラブは準決勝からの参加になるようですが。
とりあえず、ほっとしましたが、このニュースの続報は調べた限りこのくらいで、検索しても、反対したときのニュースばかり。。。本当に大丈夫なのかなと心配になりました。そんなおり、12月に
トヨタカップでレアルマドリードを応援するページさんの
こちらの記事に詳しく書いてありました。どうやら、G14は完全合意というより、クエスチョンマークがついた状況なようです。この問題あまりニュースにならないけど、本当に大丈夫なのでしょうか。
上にも書いたように唯一ポジティブなのは、トヨタカップという大会の実績でしょう。今まで欧州のビッククラブも過密日程の中でもちゃんと来日を果たしてくれていましたし。
日本も世界クラブ選手権をトヨタの契約も06年まであることを理由に当面10年間の開催を要求したようです。FIFAの回答はノーですが、色々問題のある世界クラブ選手権を軌道に乗せるには、日本での継続開催これしかないと個人的には思います。これだけの大会を毎年日本でみたいというのもありますけどね。バレーもワールドカップでは日本が永久開催国ですし・・・(ワールドカップでこれは私は問題あると思っていますが)。
大会のレギュレーションですが、
世界クラブ選手権は国際サッカー連盟(FIFA)主催のもと、トヨタ自動車が継続してスポンサードし、05年12月11〜18日、日本で行われる。大会には6大陸の王者が出場。トーナメント方式でアジア、アフリカ、北中米・カリブ海、オセアニアの4代表が1回戦を行い、南米と欧州の代表は準決勝から登場する。3位決定戦、5位決定戦を行うため、全体の試合数は7になる予定だ。アジアチャンピオンズリーグに出場する横浜、磐田にも世界一のチャンスがある。
なによりも大きいのは、Jリーグのチームがこうしたチームと対戦できるかもしれないということですね。世界への道が出来ることですよね。G14もなんとか納得させるくらいの権威ある大会に発展してもらいたいものです。そのためにはやはり日本での継続開催が一番だと思うんだけどなぁ。。。
●参考にさせていただいた記事
■
・・・ とかさん:
TOYOTA Championship 誕生
■
Return of the まにあな日記さん:
世界クラブ選手権
追記:
確定しているらしい事項は、2005、2006年の2年間の日本開催(おそらくトヨタとのトヨタカップの契約が06年まで残っているため)。今年のクラブ選手権へのアジア枠の出場権は、05年つまりこれから行われるアジアCLに勝ったチームに与えられるということです。ソースは
こちら。
今年はACL、本当に応援したいですねぇ。ずっと日本ではいまいちな扱いでしたからねぇ。中東の満員のあの雰囲気を見習って(以前からアジアでの選手権自国開催の試合は満員の映像をよくみる)、今年は全試合満員になるようになるといいなぁ。ACL仕様の補強を行った磐田、去年のチャンピオンマリノスに期待しましょう。他サポの方は複雑な心境でしょうが(^▽^;)
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スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。
好きなチーム:アーセナル
将棋棋力(2016年1月現在)
【将棋ウォーズ】3級
【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ)
【将棋道場】対局数少なく判定出ていません
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