松井の移籍で俄然注目を集めたヤンキース。 ベーブルースをはじめ、伝説のプレーヤーを何人も輩出してきたアメリカを代表するビッククラブといえるでしょう。 伊良部が移籍した時から注目して見はじめて関心していることがあります。 それはクラブの運営に対してです。 アメリカ全土での人気のあるヤンキースは収入も他のクラブとは比べ物にならないものだと思います。 しかし、ヤンキースは無駄にお金を使うことはしません。 ヤンキースの陣容をみてみると、育成した選手とお金で取った選手とのバランスがとてもいいのです。 まず、今年は50・50(50盗塁・50本塁打)を打とうかというところまできた元広島のソリアーノ。彼もヤンキースの育成で華開いた一人です。 そして、ヤンキースの顔でもある、デレク・ジータ。チームの中心でもあり、 松井に対しても気配りを見せてくれていました。彼もヤンキースの生え抜きの選手です。 イチローも尊敬してやまない、走・攻・守揃ったメジャー屈指の選手バーニー・ウイリアムスもヤンキース一筋です。 またトーリ監督が96年当時移籍してきたジラーディという経験豊富なキャッチャーを付け、リード面などで難点のあったホルヘ・ポサーダを一人前に育成したのはいい例でしょう。 他にも投手のペティート、MLB屈指のクローザーのリベラなどもヤンキースに育成された選手です。 このような一流の育成力があった中で、その中からのチームの弱点をお金で補強するという方針でクラブ経営をしています。 ヤンキースは伊良部がいたくらいの時は、確かに一人の投手をまさしく一人一人がつながっていく打線というにふさわしい強力打線を形成して、打ち崩していました。 しかし、唯一ないものといったら、ホームランを多く打てるバッターでした。それをみるや、ヤンキースはジェイソン・ジオンビーを補強。 ホームランの問題がなくなれば、今度は走・攻・守にバランスの取れた松井を獲得と無駄がありません。 お金があるからといって、むやみに選手を買い漁らないという健全なチーム経営に強く関心したわけです。 これを考えている時にサッカーのチームで一つ浮かびました。いまや、世界最強かともいわれるレアル・マドリードです。 レアルもラウール、カシージャス、パボン、グティ、ポルティージョといった有望な若手を育成しながら、育成では難しい特殊な才能をもったジダンや、フィーゴといった選手を獲得しています。 ヤンキースもマドリーも新聞報道などをみると、なにも考えずにお金を使っているようにみえますが、実のところは育成という大前提が存在しているわけです。 日本にも毎日のように5万人を集めるビッククラブがありますが、最近はましになったとはいえ、この2チームを見習って欲しい球団がありますね。 その競技の顔ともなるビッククラブは、その競技の手本ともなるので、健全なクラブ運営のうえで観客を魅了するチームを作ってもらいたいものです。
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