バスクリン 薬湯 温感EX

健康
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 2018年正月。普段は「忙しい」とかなんとか言って、なかなか大阪から帰ってこない次兄が、今年は珍しく帰省してきました。で、近況やらなんやらをスッ飛ばして開口一番言いました。

 

「バスクリンの『薬湯』はいいぞ!」

 

 あぁ、日々の仕事に追われ、かなりくたびれているのだな、と私はそっと淹れたてのコーヒーを次兄の前に置きました。次兄は一口飲み、「これはどこのメーカーだ」と聞いておきながら答えを待たず、すぐに「薬湯」とやらのお題目を始めました。

 

 なんでも昨年末、多忙と底冷えにやられた次兄は少々風邪を召されたようで、これは風呂にゆっくり浸かって温まり、布団にくるまって寝なければならないと、半ば使命か義務のように感じたらしく(恐らく微熱による妄想)、そんな時、近所の激安薬局(決して「ドラッグストア」ではないという)で見つけたのが、例の「薬湯」なる入浴剤だったのです。

 で、早速購入して帰宅。風呂にコヤツをぶち込み、20分近く温まったそうです。で、風呂から上がるとそのまま畳に崩れ落ち、全身の火照りがやんぬるかなと、いつまで経っても体は熱く、しかしそもそもそれを望んでいたのですから、これ幸いと布団にもぐったところ、尋常ではない汗をかき、結果翌朝には体調が全くスッカリ元通りになったというのです(本人が言うには)

 で、次兄はバカですから(褒めてませんよ)、自分が気にいったモノを人様に勧めないと気が済まない、ちょっとしたテロリストなので、今回の帰省でも持ってきた、というのです。そして懐、もとい、鞄から取り出したるは、今回ご紹介する入浴剤、「バスクリン 薬湯 温感EX」だったというわけです。

 

 さて、私が住むのは北国でして、いよいよ冬となりましてなかなか冷え込みます。カンタンにしもやけになれるのです。加えて私の職場はクソ寒いので、最近はゆっくり風呂で温まるようにしています。そこへこの「薬湯」です。次兄はどこかで私の日常を見ていたのでしょうか、いや、見ていない(反語?)

 ですから口角泡を飛ばして力説する「薬湯」に私がときめいてしまったのは、誰も責めることは出来ますまい。それでなくとも新し物好き(漢字にすると変だな)、現代の信長である私です(うつけである点だけが共通している)、早速試してみたのでした。

 

 色は薄い紅茶のような、落ち葉の詰まった側溝のようないかにも漢方が入っているような感じで、香りは一般的な入浴剤が花や柑橘の香りを採用しているのに対し、この薬湯はアロマなんてくそくらえとばかりに薬感抜群の刺激臭で、麻婆豆腐に使われる花椒(花山椒)のような香りです。肩まで浸かりますと、香りが一層強くなり、俄然皮膚表面が温かく感じられます。驚いたことに、2分ほどで汗ばんできまして、内腿や肩甲骨付近、それに足の裏や脇の下までが温かく感じられます(本人が言うには)

 5分ほど浸かっていますと、もう汗だくになります。しかし茹り過ぎて頭がボーッとするわけではなく、花椒の香りがあるからか、頭頂部や後頭部はスッキリとしています。肩や首の凝りは柔らかくなり、何故か目の疲れも取れました(だから本人が言うには)

 さて、じっくり温まりまして風呂から上がります。1時間、2時間、寝る時間。布団に入ってもまだまだ体の芯まで温かいのです!おぉ!珍しく次兄の言う通りだ!そのまま私は深く深く眠り、翌朝気持ち良く目覚めることが出来たら良かったのですが、あまりにもよく眠りすぎて、目覚まし時計に叩き起こされました。いや、本当によく眠れました。

 

 一体、何故ここまで温まるのだと、パッケージを見てみますと、「センキュウ末1.2倍配合」とあります。センキュウが何だか分かりませんので、調べてみますと体を温める漢方だそうで、これまでリリースしてきた「薬湯」シリーズの中でも群を抜いて大量なんだとか。

 その他、なんだかよく分かりませんが、色々薬効成分が入っており、効能は肩こり腰痛神経痛、肌荒れリウマチ婦人病と、何でもかんでも効きまして、ラドン温泉も目じゃありません。余談ですが、パッケージには「気分やすらぐパシフィックハーブの香り」とあり、物は言い様な気がしてなりません(褒めてますよ)

 

 ということで、いよいよ寒くなるこの先、皆様にもコイツで温まっていただきたいのですが、公式ホームページを見ますと、何と数量限定らしく、しかも2017年いっぱいで製造を終了したらしいのです。ですから、この記事を書いている現在、既に薬局では見つからないかもしれません。

 が、もし、万が一、見つけることが出来ましたら、是非購入してお試しください。本当に温まりますよ。本当に温まりますから、長湯にはご注意くださいね。


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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