いにしえゲーム血風録 二十一回裏サイン交換 「魔界村(プリンプリン編)」

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 (相当)前回のあらすじ:カプコン名作集の登場によって魔界村シリーズをプレイする機会に恵まれたバカは、取りあえず慣れ親しんだ大魔界村を下血気味にクリア。いよいよ因縁の初代魔界村に挑戦するバカだった。

 

 メイン画面に戻り、ゴクリと生唾を飲み込みながら「魔界村」を選択。タイトル画面が出た途端、まず私が口走ったのは「絵が違うッ!」でありました。ファミコン版よりも明らかに鮮やかな画面は「これこそ元祖」と言わんばかりの迫力があったのです。

 そしてゲームスタートし、アーサーを動かしてまた口走ったことと言えば「動きヌルヌルゥ!(当時としては)」でありました。あのファミコン版のイヤラシイカクカクした動きでは全くなく、スルスルスィーとアーサーは動きます。勿論敵もスムーズに動きますから、むつかしさはあまり変わりません。しかしそれは苛立つむつかしさではなく、「あぁ、今のはおいのミスばい。」腑に落ちる難易度に感じられたのです。

 

 結局グラフィックも挙動もファミコン版とは天地の差であったわけで、乱暴な話、まるで別のゲームだったわけです。そんなわけで十数年越しに私は正しい魔界村に対面することが出来たのです。

 …しかし、それがクリア出来るかどうかとは話は別でありまして、何しろ大魔界村に慣れ切った私には、初代のシステムは少々手こずりました。魔法が使えないのも痛かったですが、なによりもきつかったのは「上下攻撃が出来ない」という点でありました。これが相当難易度を上げていたのです。

 具体的は2面の大男の館で、この地点では6階建てくらいの建物に敵キャラの大男がわんさか闊歩しているのですが、上下攻撃が出来ないために大男の階下や階上から攻撃することが出来ず、同じ階で正面切って攻撃するしかありません。しかも大男は突進してきますから、指が千切れんばかりの連打を要求されるのです。これがなかなかしんどい。

 またボクらの宿敵レッドアリーマーも、大魔界村では彼奴の飛行中に上攻撃で迎撃出来ましたが、今回のアーサーは地べたに這いつくばるばかりの圧倒的不利。事実初回プレイでは1面最初のアリーマーに瞬殺されてしまいました。

 結局アリーマーの軌道を読み切るという至極真っ当な攻略を実行し、何とか一面クリアしたのは1時間後。ゲーセンだったら破産している勢いです。しかし、面白い。いくらミスをしても、先述のように腑に落ちるミスでしたから、全く苦ではありませんでした。

 

 とはいえ、全編緊張し通しのプレイはなかなかしんどい。ということで、救済アイテムである鎧の探索に取り掛かることにしました。鎧はステージの特定箇所を通過することで出現し、裸一貫のアーサーを鎧装着状態に戻してくれます。このありかを知っていれば、少しは気持ちに余裕が出来るというものです。

 …しかしネットステージは広大です。一体どこにあるのでしょう?手当たり次第にあちこちを通過するのはあまりにも効率が悪い。そこで私はどうしたか?そうです、それこそネットです(外道)。私はネット上の魔界村攻略サイトを探し始めました。

 果たしてカンタンにそれは見つかり、鎧のありかも判明したのですが、加えて気になる記事がありました。なんとアーサーの連射力を高める技があるというのです。やり方は実に簡単で、ショットした瞬間に方向キーを入力すれば良いらしく、これによってアーサーの投擲モーションがキャンセルされ、すぐに次のショットが撃てるというのです。

 …ホントかしら。私は半信半疑で家に帰り、早速実行してみます。ショットを撃ち、方向キーを入れると、確かにアーサーの投擲モーションが消えてニュートラルの形に戻りました。するとすぐにショットが撃てます。これを連続して行うと、普通に連射するよりも速く連射出来ることが分かりました!

 これは…、使える!つまり先述の大男戦でこの秘技を繰り出せば、楽に大男を倒すことが出来るはずです。いや、それだけではなく、耐久力のあるボス戦でも重宝することは明らか…!思えば後のカプコン看板である格ゲーにもキャンセル技が存在していました。もしかするとカプコンのゲームプログラムにはそのようなクセがあるのかもしれません。ともあれ、これはッ!クリアが見えてきた!

 

 …結論から言うとクリアは見えてきましたが、クリアは出来ませんでした。というのも、最終面に行くためには十字架という武器を持っていないといけないのですが、これが敵弾を消せるけど射程距離が激短という代物で使い勝手が非常に悪く、加えて終盤のボスであるサタンの有り得ない飛行軌道に対応することが出来ず、いやその手前のレッドアリーマー軍団(10匹ほどいる)を処理しきれず、結局やっぱり「これは…おいには…無理ばい」と相成ったのでありました。

 結局私は慣れ親しんだ大魔界村を細々と遊び続け、やがてカプコンジェネレーションも手放すことになります。しかしクリアは出来ませんでしたが、初代に触れられた喜びは大きく、私にとって魔界村シリーズは思い出深い作品となったのです。

 

 数年後、帰省した際、近所のゲーセンで魔界村を見つけます。おぉ、実機!早速プレイしてキャンセル技を試みますと、何か色がおかしくなりました。…どうも基盤に相当の負担を掛ける技であるようで、ある意味カプコンの技術力に驚嘆した私なのでした。

 

 それではまた、十二回表でお会いしましょう。

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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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