冬のお供といえばの巻

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 冬も深まり、温かい飲み物が恋しくなる季節でありますが、今回は私見ながら「いかにココアは優れた飲み物であるか」について一席ぶちたいと思います。コーヒー?紅茶?いけません、ココアは数多あるホットドリンクの頂点に立つ飲み物なのです。まぁ、聴きなさい。

 私の職場の休憩室には紙カップ式の自販機があります。夏こそコーラなどの冷たいドリンクを選びますが、こう寒くなってきますと温かいものが欲しくなります。で、最初はね、コーヒーを選んでいたのですよ。ただ毎朝ドリップでコーヒーを煎れている私としては、どうもコクも香りも物足りなく感じてしまい、じゃあミルクと砂糖をたっぷり入れれば良いかと言えば、そうなると妙にミルクの味が際立ち、しかし香りはなく、やけに甘いという、コーヒーとはかけ離れた代物が出来上がるだけだけなのでした(紙カップのコーヒーが好きな人、ごめんな)。

 「ここはもうコーヒーは諦めよう」と私が考えても責められはしますまい。じゃあ紅茶にしてみようと考えますが、毎日3杯はコーヒーを飲む私の舌はもうコーヒー基準でモノを考える舌になってしまっており、どうも紅茶の「香り第一」のような味わいに慣れることが出来ず、じゃあミルクと(略)、紅茶とは遠く離れたブツが目の前にあるだけなのでした(好きな人、ごめんな)。

 …そこでオレは考えたね!そもそも自販機にどっしりとした味わいを求めること自体が間違いであり、自販機でもそこそこの味が楽しめるものを選ぶのがよろしい。そのような考えを突き詰めた結果が、すなわちココアなのであります。

 ココアをご家庭で作る際、本当は粉末のココアを温かい牛乳で数分間練り、そこへ更に牛乳を注ぐことで極上の味わいになるのですが、これが非常に手間なので、ここまでやっている人はあまりおられないでしょう。となると、練る手間を省いたり、牛乳ではなくお湯で作ってみたりと、言葉は悪いですが完全ではないココアを飲む機会が多くなるものです。

 つまり我々の口は完全ではないココアに慣れており、従って完全なものが出来ない自販機のココアでも十分に楽しめるのです。果たして自販機のココアを飲んだ私は「スゴクウマい、ものではないが、ガッカリするほどのものでもない」ことを発見し、以後休憩時間はココアを嗜むようになったのです。

 先に述べた「頂点」とはつまり「日本人がちゃんと飲む習慣がない」と言い換えることも出来ましょうが、しかしココアは食物繊維とか、なんか体に良いものがコーヒーや紅茶よりは含まれている(と思われる)ので、栄養面では堂々の頂点を張ることが出来ると思われます。やったね!

 そういうわけで、日頃自販機のコーヒーや紅茶にガッカリしている方は、是非一度ココアを試してみることをお勧めする次第であります。さぁ、明日もココアだ。

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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。
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