餃子に何を入れるのかの巻

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 さて年が明けまして、飽きるほどのおせちを喰っていないにも関わらず、餃子が食いたくなった私は、しかし慣例であるところの「白菜」とか「キャベツ(あるいはイーハトーボにおけるキャベジ)」なんぞを安易に入れるのはつまらん!お前の人生はつまらん!ということで、何か新しいものを混入しようと画策しても責められることはありますまい。

 ということで、正月特番が軒並みつまらないために空いた時間を総動員し、「白菜、キャベツの代わりに何を入れるのか」を模索した結果、辿り着きました二種をここに御開帳いたしたいと存じます。お付き合いあれ。

 

・もやし

 そう、数十円で買える家計の味方、もやしであります。そもそも白菜もキャベツも淡色野菜なのですから、その極みとも言えるもやしを入れようと考えるのは論理的帰結、それとも倫理的合理性、ひょっとして天文学的確率論から見ても、それこそつまらない結論と言えますが、しかし案外餃子にもやしを入れるなんてことはやったこともないので、やってみました。

 もやしを刻んでひき肉と混ぜ、包んで焼いて鉄砲で撃つ。で、これはウマイよ、姉さん(カツオ)。もやしから出る旨味がひき肉から出る旨味と補い合うように混ざり合い、なんでしょう、野菜と肉から取った上等のスープのような味わいになります。

 そこへ加えてもやしの食感でありまして、シャキシャキした歯ごたえが「メシ食ってる感」を否が応にも高めてくれまして、そこへ白米なんぞ口に放り込んでみますと、よりもやしの食感が際立ちまして、なんとまぁ、「どうしてオイラは日本人に生まれついたのだろう、アリガテェアリガテェ」てな具合に法悦に至ります。

 そして後味が非常にサッパリとしておりまして、たちまち次の一個が食べたくなり、文字通りの無限ループに陥ります。実際いくらでも食えますし、事実30個は食べました。なのに、全然胃もたれとかしないのな。もやしの力を再発見出来る逸品と言えましょう。

 

・大根

 同じく淡色野菜の極限である大根も行けるだろうと私が安易に考えたとしても、現代人が天動説を鼻で笑うが如くでしょう(意味不明)。ともあれ、こちらは小さめの賽の目に切り、やはり混ぜて包んで鉄砲で撃って電線音頭(追悼:小松政夫)

 で、これもウマイよタイコおばさん(カツオ)。味わいは非常に淡白となり、丁度中華の風呂吹き大根を喰っているようなほっこりとした味わいで、大根の旨味が際立つ逸品となってしまいました。オラァ、とんでもねぇモノこしらえちまっただよ(誰)

 そしてこちらもシャキシャキとした食感が楽しく、面白く、何ともクセになる歯ごたえ。やっぱり必然的に白米にジャストフィットしやがりまして、いくら飯を炊いても追いつかないくらいです。これは相当ウマいものナリよ、キテレツ…

 そしてすっきりと何も残らない後味。潔い。これぞ真のウマいメシ。ですからやっぱり30個ほど食ってしまった私には何の非もないことは火を見るよりも明らかと言えましょう(「ひ」が掛かっていますよ)。

 

 てなわけで、どうです、今日は餃子にしませんか。とても幸せな気分になれますよ(断言)


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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