[02ソルトレイク]ジャンプの魅力スーパージャンパーに思う。

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マリシュ選手 ジャンプ競技に私が感じてる魅力について話たいと思います。

 なんといっても、常にいる一つ飛びぬけたトップの2人か3人の存在でしょう。

 彼らは今の日本のトップ選手よりも大体10Mオーバーで普通に飛びます。

 ジャンプは力がある選手ほど後に飛ぶので、最後に向けてトップ10くらいの選手が飛ぶクライマックスは本当にドキドキものです。それがジャンプの楽しさでしょう。

 こんなシーンがありました。アルベールオリンピックの時に一回目にいい位置につけた原田は2回目も会心のジャンプで3人残して、1位。あと3人の内だれかがこけてくれれば、銅メダル確定という場面です。

 しかし、結果3位になったゴルトベルガー選手がゆうに原田を超え、2位は忘れましたが、一位にはドイツスーパージャンパーの系譜バイスフロクが機械のような正確なジャンプでゆうに10Mオーバーの130Mジャンプを普通に飛んでなりました。

 私のはかない希望を完全に打ち消した3人のひとつ飛びぬけた存在。それがジャンプ競技の魅力だと思っています。落ちろ落ちろと思うところで、予想を越えるスーパージャンプをやってしまうのが、いつもいるトップ3の化け物です。

 それでは、今回はその化け物は誰になるのでしょうか。まずはドイツスーパージャンパーの系譜を次ぐ選手を紹介しましょう。

 私が見初めてから、一つ飛びぬけた選手がかならずドイツ人に1人いるので、私がスーパージャンパーの系譜とかってに名づけているのです。

 その系譜とは、まず前述のバイスフロク、そして次を継いだのが長野にも来ていた、ディータ・トーマ選手。

 この選手の思い出はリレハンメルの時に、団体で決定的な差がついていたのにもかかわらずにトーマが130Mオーバーのスーパージャンプを飛び、原田がそのプレッシャーに完全につぶれてしまい、奇跡的な逆転をゆるしてしまったことです。

 そして、そのトーマの次を継ぐのが、マルティン・シュミット選手です。彼はドイツ国内でスーパーアイドルほどの人気がある選手です。長野の後の二シーズンのワールドカップチャンピオンです。

 彼も憎たらしいほどのスーパージャンプを見せ付けられてしまいました。しかし、今年に入り、調子が落ちてしまっています。それでも失敗ジャンプでもゆうにK点を超えるジャンプをします。

 K点を越えれば上出来の日本選手への応援がむなしくなります。

 彼が調子が悪いかと思えば、出てきたのがハンナバルト選手。彼も残念ながら(日本にとって)、ドイツスーパージャンパーの系譜を受け継ぐようです。

 ジャンプ界で名誉のある1月の1日から行われる、W杯ジャンプ週間で、至上初の4連勝をしました。

 彼も心がないかのような機械のような正確なジャンプで、K点を普通に10Mオーバーしてきます。

 こういったスーパージャンパーがでてこない、島国ニッポンバンザイ!神風!って感じですが(T_T)、長野以降の大きな低迷の原因はルール変更とされています。

 あきらかな日本への不利のルール改正はもう見飽きたって感じでしょうか(自虐的に)。有名なのから話すと、鈴木大地選手のバサロで金を取れば、すぐに禁止。

 そして、長野近辺、圧倒的な力をもっていたジャンプ陣に対しては正確に数字は覚えていませんが、だいたい175CM以上の選手はスキー板が長くなり、それ以下の選手はスキー板が短くなるというルールです。

 背の高い欧米選手が有利になるにきまっているではないですか。なんだよ、それ。

 スキー連盟のある役員は『目が細長い人種が勝つのは見てられない。』と発言したとか、スポーツの前提であるはずの平等性はどこにいったのでしょうか。

 スキー板の件はノルディック複合でも同じです。

 しかし、しかし、私はそれに腹がたっていましたが、最近はそれを抑えています。

 なぜでしょうか?その理由はそのスーパージャンパー最後の一人に隠されています。

 ポーランドのアダム・マリシュ選手です。わずか身長168CM。日本人とたいしてかわらない体型で、強い時には2位に5Mくらいの大差をつけて、スーパージャンプをするのです。

 去年のワールドカップのチャンピオン。彼の強さの秘密は下半身の強さと、V字ジャンプへの移行が圧倒的に早いことです。

 彼がチャンピオンになったからにはもういいわけは出来ません。目指せマリシュです。ヨーロッパの権威を跳ね返しましょう!!

 以上あげたスーパージャンパーの凄さを是非みてください。団体はスーパージャンパー2人を要するドイツが金メダル最有力でしょう。

 日本も小粒ですが、平均的ないいジャンパーがそろっています。団体に関してはメダルの可能性があるでしょう。

 長野移行の低迷はもともとスーパージャンパーがいないことに原因があると思います。ハッピーハラダの神風ジャンプくらいでしょうか。トップ5に入る距離は稼ぎますが、コンスタントに2位を5メートルくらい離せる圧倒的なジャンプを出来る人がなかなか出てきません。

 日本から、スーパージャンパーがいつの日か出てくることを祈りつつこのコラムを終わりたいと思います。


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galthie

スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。 好きなチーム:アーセナル 将棋棋力(2016年1月現在) 【将棋ウォーズ】3級 【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ) 【将棋道場】対局数少なく判定出ていません

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