[04ポルトガル]グループA 最終節 ポルトガルvsスペイン

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突破するには勝つしかないポルトガル。引き分けでもいいスペイン優位は動かない。しかし、ポルトガルは開催国。開催国に勝利の女神は微笑んだのか。
UEFA EURO 2004 グループA 最終節 ポルトガルvsスペイン
◇グループA ◇6月20日19時45分◇エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラデ(リスボン) ◇アンデルス・フリスク(主審) スペイン 0 – 1 ポルトガル 1勝1敗1分   2勝1敗 後半12分【ポルトガル】 ゴメス 出場メンバーは、ニッカンスポーツのこのページ
いやぁ、興奮する試合でした。最期の方は声が裏返ってましたよ。 前半そうそうから、もう一方の試合の情報が入ってきました。ロシア先制!意外と勢いからみて、いけそうでも最終節ってわからないんですよね。突破に関係ないチームがなんかしらないんですけど、頑張るケースというのは意外と多いものなんですよね。不思議と。前半はなんとロシアが2点先制する試合展開だったようです。ギリシャが一点返すわけなんですが、この一点が実は運命をわける一点になろうとは。 この大一番。ポルトガルは好調のC・ロナウドを先発で起用。スペインは4人の先発を入れ替えるという思い切った起用。スペインの多くのファンが、希望したというシャビ・アロンソと、ホアキンを結果的にはそのままに起用することになりました。 前半はポルトガルの多彩な攻めで一方的な展開でした。スペインはやはり引き分けということが気持ちにまったくないといったら嘘になるという感じで、多少消極的な内容。 C・ロナウド、フィーゴが巧みに両サイドをチェンジしてチャンスを作っていました。あとは決めるだけというところなのですが、パウレタはいまいちコンディションがよくない様子でした。もう一人くらいゴールに飛び込む選手がいればというところだったのですが。 後半からは、ついにFWを交代し、ヌーノ・ゴメスを投入。しかし、ポルトガルは後半の入り方はあまりよくありませんでした。スペインのプレスが強くなったこともあるのか、ボールがなかなか繋がらない展開。そんな中、真ん中からうまくパスが繋がり、ヌーノ・ゴメスに渡る、その近くをフィーゴが流れてきて、パスするフリをして、切り替えしてゴール前に入る。DFとDFの隙間へ反転しながら、思い切ったシュート。ゴールはほとんど見ていませんでしたから、ゴールの枠を完璧にイメージできたシュートで、左隅に突き刺さる会心のゴール!!! ヌーノ・ゴメスは本当に大舞台に強いですねぇ。このゴールと、もう一試合の状況から、このままではスペイン敗退になってしまう。 そこから、スペインは当然猛攻に入る。フェルナンド・トーレスが抜け出すシーンや、ポストに当たるシーンなどがあったが、なかなか決まらない。 ポルトガルは時間を追うごとに、まずフィーゴ交代、続いて40分になるころにDFのF・コウトを投入とじょじょに守り固めに入る。40分までは猛攻を受けるが、そのあとは、逆にポルトガルが3回くらい決定的チャンスを迎えるなど、スペインはチャンスが作れなくなっていった。そして運命のタイムアップ!ポルトガル、執念の逆転で一位通過を決定させる。 スペインは望みはロシアが追加点をあげることだが、その期待虚しく一方の試合もそのまま終わってしまう。スペインは総得点の差で3位になってしまい、残念ながら、決勝トーナメントにあがることが出来なかった。 結果論になりますが、スペインは選手起用に一貫性を持てなかった印象があります。初戦はバレンシア勢を使ってある程度守備もしっかりという試合をしていましたが、この試合4人を一気に変えたというのは、どういう意図だったのか。豊富な選手なだけに起用も難しいのですが、悔やまれる点もあったかなと思います。 しかし、スペインは若い選手が多いので、ピークはドイツW杯、次のEUROあたりではないでしょうか。スペインの未来は明るいとそんな思いにはさせてくれる大会でした。攻撃的なチームをここで失うのは残念です。 一方苦しいグループリーグを見事に突破したポルトガル。初戦負けてからの突破という意味では思い出されるのは、94年のアメリカW杯のイタリアでしょうか。苦しみに苦しみ抜いて、復活したロベルト・バッジョと共に決勝まであがった94年の再現はなるのだろうか。開催国のメンツにかけても、スペインのためにも、いいサッカーを続けて一つでも上にいってもらいたいものです。

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galthie

スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。 好きなチーム:アーセナル 将棋棋力(2016年1月現在) 【将棋ウォーズ】3級 【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ) 【将棋道場】対局数少なく判定出ていません

コメント

  1. セッキー より:
    がーん…。スペイン負けるなんてなんて…。 好きな人に振られた気分。それもこれは、ある程度相手は好意を持っていてくれて、かなりいけるんじゃないのって思っていたところに、いきなり到来した「そりゃないよ…」って感じ。 まっちゃんの言う通り、今の状況ではダメなんだ、でも数年後なら、と思いたい。 これ、自分の実生活でもすご〜く似たような状況を最近体験しました(笑)。 やっぱりスペインは、期待持たせる女性だった!どーだったい、ミスター・ミヤ10?(笑) ちくしょー、それが楽しいところなんだけどさ! 監督に言いたいのは、以下2点。 マルチェナは、見てくれはまずいが、だけど堅実で信用できる朴訥な男のようなもの。こういう人間、一人は必要とは違いますかいね。 あとはモリエンテスをもっと信じて! 単体で見たら、他のFWと同価値かもしれないけど、ラウールと組んだら、その価値数倍上昇しませんか…。
  2. galthie より:
    セッキー殿、コメントありがとうです。 思わせぶりな悪女の本性が最期に出てしまいましたね。 会うたびに楽しくて、これいけるんちゃう?みたいな感じになってるところで、実は違うみたいな(笑)でもそこがまた魅力だったりという、こちらとしてもどう捕らえていいのかわからなくなるみたいな(?!)チームですな。 本当に不思議と大会前くらいになるとまっさきに予想にあげたくなるチームなんだよね。魔性のチームです。 そうですよ、数年後ですよ。我々も立ち止まっているわけではなく経験しているので。スペインもきっと。今のスペインの若手の意識は、明らかに違う。彼らを操る司令塔、チームリーダーが出てきて欲しいなと期待しています。 セッキーの監督への指摘まさしくという感じです。マルチェナ、モリエンテス信じて使ってほしかったと思います。 しかし、これだけ魅惑のタレントをそろえたチームなので、監督も魔性の罠にはまってしまったのでしょうか・・・。
  3. セッキー より:
    そう監督すら、スペインという国の魅力に騙されてしまったら、と考えたら観るものとしてもすっきるするよね。 よーするに、「岡惚れしすぎてダメだった」と(笑)。 こーなったら早めに、スペイン勢はお休みして、チャンピオンズリーグがんばってくれよ、ヴァレンシア! 今年はリーガ、国王杯は捨てていいっすよ!(笑)
  4. ユーロ2004 その6 スペイン0−1ポルトガル ≪得点者≫ ポルトガル:ヌーノ・ゴメス57 眠気も吹っ飛ぶハイテンションのゲーム。いよいよ各チーム、エンジン全開だ。(遅いよ!) 強豪国と言われるチームほど、決勝トーナメント後半にチームのピークを持っていく為、予選で思わぬ苦戦をするこ.
  5. galthie より:
    まさしく! ヴァレンシアはたぶんCL相当いいところまでいくんじゃないかなと期待してるよ。 守備も堅いし、ミヤおすすめのアイマール君もいるしね。 アーセナルとはあたらないでください(ぼそっ)。
  6. BlogTakachenCo より:
    [EURO2004]ポルトガル決勝トーナメント進出決定 それにしてもどーしたぁスペイン。 スペイン×ポルトガルをネットで観戦。猛烈に眠い上に画像がちと荒い&よく切れるという中なんとか見た。もうポルトガルが圧倒的に押しまくり。特にC・ロナウドが良かったと思った。10代とは思えぬプレイで活躍。ようやく開催国らしくなってきたんじゃないのぉ。対する攻めら
  7. ポルトガル、ベスト8!!(EURO2004) スペイン0−1ポルトガル スペイン  GK:カシージャス  DF:プジョル、エルゲラ、ラウール・ブラボ、フアニート(後半35分:モリエンテス)  MF:アルベルダ(後半21分:バラハ)、ラウール、ビセンテ、シャビ・アロンソ、ホアキン(後半27分:ルケ)  FW:フェ.
  8. Off the Ball より:
    なぜシャビを使わなかったんだ! スペインはなぜ負けたのか? 敗退の原因の一つとして、シャビを使わなかったことを挙げたい。 シャビのような調子のいい選手が試合に出られなかった。 シャビはイニャキ・サエス監督の下、1999 FIFAワールドユース選手権を制したチームでプレーした。当時よりパスのセンスに
  9. miya10costa より:
    ちぃ〜す。 えっと、マルチェナについては自分の書いたのにも 書いたけど、 出場停止だったんだよね。 通算で2枚イエローカードもらうと 次の試合出場停止なんだよ、 ユーロのレギュレーションって。 ホント、マルチェナがいなかったのは 痛かったよね〜。 あとモリエンテスは外して欲しくなかったなぁ〜。 せめて先発で使って、 そこからフェルナンド・トーレスと交代みたいな 形の方が良かった気がする。 1点取って勢い掴みかけた気もするし。 FWって単純だから1点取ると 一気に流れに乗るからね。 やっぱ悪女やね、スペインは・・・。 オレも今回はもしかしたら違うのかもって 信じかけたところで、この結果だよ(笑)。 やっぱ悪女は一生悪女なのかな(泣)。 また良い勉強したよ。 あと、ヴァレンシアについて。 ユーロにかまけて移籍情報を チェックしてなかったんだけど、 ヴァレンシア、来季かなりメンツ変わりそう・・・。 あくまで噂だけど、監督がラニエリに変わる関係で、 アイマールすら放出候補らしい・・・。 あとバラハとアジャラも・・・。 で、クラウディオ・ロペスが戻ってくるかも!? そしてカウンターサッカーのチームになりそう。 いったい、あの時何のためにクーペルを クビにしたのか? そしてラファ・ベニテスをクビにしたのか? ヴァレンシアの迷走が気になる・・・。 不安だ・・・。
  10. galthie より:
    そっか、マルチェナは出場停止だったのね。 2戦目見れなかったので、知らなかったぁ。結構いたでだったかもね。 そう、ヴァレンシア、監督を変えたというのを見忘れてました。なぜに優勝したのに交代? 今年はリヴァプール、スパーズ、ローマ、ポルト、ユヴェントス、チェルシーと大移動が起きていますな。 選手もそれなりに動きそうだよね。展望しがいがあるけど、交代がもったないなと感じるチームもあるよね。
  11. セッキー より:
    なんかやばいですね、ヴァレンシア! バラハより、ロペスを選ぶのがわからないな〜。 そして、マルチェナは、出場停止だったんだ〜。
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