欧州トップ6による国の威信を賭けた戦い。ようこそ、シックス・ネーションズへ(J Sports放送のアナウンサーの真似^^)。
開幕週のJ SPORTSの放送は、サッカープレミア見る方にはお馴染みのミレニアム・スタジアムでのウェールズvsイングランド戦。ウェールズは秋のテストマッチシーズンに日本と戦い放送もあったので、見られた方もいると思います。
ウェールズは同じ英国のスコットランド、イングランドと比べてランを主体とした面白いラグビーをすると思います。レッドドラゴンの異名がありラグビーでは一時代を築いたことがあるようです。
日本戦では、全てはこのシックス・ネーションズで初戦でイングランドを叩くということを目標に、選考の意味もあり、意外にもテンション高く日本との試合に望んできました。
秋のテストマッチ、03年W杯では、あのオールブラックスに肉薄するなど、アイルランドとともに今勢いのあるチームです。その時、日本は戦う前から虐殺されるのは見えていたわけですが、結果は98-0・・・。一点も取れないという結果になりました。イングランドを倒す準備という強いモティベーションを感じました。
ウェールズで印象に残ったメンバーは、
このまずフランカーのコリン・チャービス。一回見たら忘れられない風貌とともに、日本戦でもなかなかとめられずにトライを何回もとっていました。ただ、初戦はイングランドのウィルキンソンと同じように怪我で出れなかったようです。第3週くらいからの登場になるのではということです。
他にはこの開幕戦でも活躍したちびっこウイングのシェーン・ウイリアムス。この人ちっこいのに凄い細かいステップでかわしていきます。こういうウイング好きですねぇ。
一方のイングランドは、夏の南半球の遠征では、ウィルキンソンを欠いて若手中心だったのもあると思いますが絶不調。NZ、オーストラリアに敗れて、本当にあのW杯優勝のイングランドなのかという感じでした。しかし、秋でのホームに帰ってきての欧州のテストマッチでは、W杯を彷彿とさせる南アフリカとオーストラリアとの戦いで、復活をアピールしていました。
メンバーとしては、彼の弾丸のようなランや体のキレは必見のフルバックのジェイソン・ロビンソン。
第3戦あたりからの復帰となるのか、ラグビー界最大のスター、スタンド・オフ(フライハーフ)のジョニー・ウイルキンソン。世界一のプレースキッカー。ベッカムとのアディダス社のCMでもお馴染みです。
攻撃はこの二大スター中心、そしてなんといっても強烈なFW陣のディフェンス力が特徴のチームだと思います。ウィルキンソンがよくほめられることとして、彼がフライハーフにもかかわらず、体を張ってのディフェンスが出来るということ。攻撃的なフライ・ハーフなどは、ディフェンスに難があり、そこをつかれることが多いそうですが、彼にはその心配はありません。むしろ彼のところでとめて攻撃につなげるくらいのことをするからスーパースターなんですねぇ。
W杯の時はウィルキンソンのこともあり、北半球を応援しようということでイングランドを応援していました。しかし、大会を見て他の国を見ていったときに、イングランドのスタイルは基本的にはファールをもらい、世界一ともいわれるウィルキンソンのキックで得点を重ね、強力なFW陣で守って競り勝つというのが今のスタイルとなっていることに気付きました。
サッカー・ラグビー共にウイング好きな私にとっては、イングランドに不満なのは、強烈なウイングがいないことですね。強烈なウイングがいればもうちょっとトライにいくラグビーに自然となると思うのですが。
ジェイソン・ロビンソンの走りをみるとウイングにもいい選手がいてもおかしくないんですけどね。
W杯中には、フランス、NZなどが好きになり同時に応援していました。NZには高速バックスリーがいて、強烈なウイングがいます。最近一番好きになりそうなチームがW杯中にはNZに比べていまいち堅いラグビーに見えたオーストラリアです。しかし、最近では印象が変わってウイング、センターをはじめタレントの宝庫なところに惹かれました。今のオーストラリアはサッカーでいえば、オランダみたいな感じですかねぇ。またテストマッチやスーパー12の話のときにでも詳しくできればと思います。
そんなこともあり、今回のウェールズvsイングランドも、イングランドが夏のように不調でどうしたんだ?という試合展開の中、自然とウェールズの歴史的勝利が見たくなってきました。
試合全体の印象は開幕ということで、両者に堅さが目立つ試合でした。前半はちびっこウイングのシェーン・ウイリアムズのトライがあり、有利な展開。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチを獲得するセンターのヘンソン。体はそんなに大きくないんですが、この試合では相手を持ち上げるくらいのタックルでビックヒットを連発。
そして、試合の終了間際の70分あたりに、ハーフラインに近い難しい角度のPGをこの試合大活躍のヘンソンが成功させる。このPGまるでウィルキンソンのようでした。11 vs 9と逆転して、そのままノーサイド。
日本戦から見えていた全ては初戦でイングランドを叩くというウェールズの悲願が達成された瞬間でした。
前半に対して後半はちょっと膠着してしまったのですが、最後は劇的でした。
イングランドはどうしちゃったのというように内容が悪かったのですが、来週は最大の敵のフランスとの試合です。ここで立て直さない限り今年の優勝は難しくなります。
個人的には今年のイングランドの優勝は厳しいなと感じています。
一方のウェールズもイングランドを破ったとはいえ、フランス、今評価をあげているアイルランド相手に勝たないと優勝は出来ません。調子の悪いイングランド相手に詰めを欠いた場面もあったので、予断を許しません。これは相当の混戦になりそうですね。
秋のテストマッチまでは、オーストラリアを破った時点で次のW杯開催国フランスが今世界一なんじゃないかという評価を得ていました。しかし、フランスは格下の相手に突然負けることもあることで有名で、オーストラリアに勝ってから、なんと新興国アルゼンチンに負けてしまう。
評価が揺るぎだしたところで、秋のテストマッチ最終戦のNZ戦では、ホームで大敗を喫してしまいまいした。
とても面白いラグビーをして魅力満点のフランスですが、こうした危うさを持っていて、シックス・ネーションズでもどうなるかわかりません。
最後の最後までどこが優勝するのかわからない大会になりそうです。
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スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。
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【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ)
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