こんな時代だから、ドクターペッパーの話をします。

グルメ
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 健康志向というか「健康のためなら死んでもイイ!」という風の昨今、様々な製品にコレデモカとばかりに「身体に良さげなもの」がズンドコ入っていたり、逆に「身体に悪いもの」はテッテー的に排除されたりしています。やれプリン体カットだ、やれ糖質ゼロだ、やれホウレンソウの2兆倍だ、などなど、本当に「健康のためなら死んでもイイ!」現代人は健康に気を使っているようです。

 で、これらのブツは…、え?なに?きのう、せい、しょくひん?そういう名前なの?へぇ(無表情)。で、その昨日星蝕頻とやらが、スーパーやコンビニ、ドラッグストアやデパート、駅のキヨスクや自販機などで売られていますねこれで我々の健康、精神衛生、安寧秩序は全くスッカリ未来永劫守られている訳です。イヤァ、ありがたいなァ。

 

 …ウソじゃぁあああぁっッ!!そんな温室、無菌室、ぬるま湯の生活なんぞ、願い下げじゃあ!し、しっ、刺激が欲しいんじゃあ!過度な健康崇拝なんぞ、汲み取り便所に流してズゴーッ!健康志向の真逆を行く、人間の本能をグワングワン揺さぶるブツをここでご紹介するわいッ!

 

 まぁ、ドクターペッパーなんですけどね(急に冷める)。当ブログでは事あるごとに登場するドクターペッパーですが、ふと読み返してみますと、「スゴイ臭いがする」など、どう考えても貶めている表現が多々見られましたので、これらの表現が私の(歪んだ)愛の裏返しである表明として、今回は全力でドクターペッパーを語ろうと思います。

 なお、あくまでも「個人の感想 + 偏った思い込み + ひいき目」が含まれていますので、本文は公平性に欠けています。ですから本文を読み、実際にドクターペッパーを飲み、「話が違うじゃねぇか」と言われても、知りません。

 

 さて、そもそも、ドクターペッパーってなんでしょう。ざっくり説明しますと、19世紀のアメリカで、薬剤師が「いろいろ混ぜて」作った炭酸飲料で、ラベルによれば「20種類以上のフルーツフレーバー」と尋常じゃない数の「なにか(原料非公開のため、本当に「なにか」)」が投入された、未来ドリンクであります。

 具体的な味ですが、なにしろ「20種類以上のフルーツフレーバー」のブレンドですから、原形を留めておらず、何が何やら分かりません。ですから「○○味」と表現することも出来ません。ただ脊髄と延髄を「いろいろなかおり」が駆け抜け、けれどもベットリと甘いわけではなく、しかしながら全体としては「モノスゴく力強い味」です。そして飲み込んだ後、鼻からあたかも逆再生のように「いろいろなかおり」が昇ってきて、華やかなフィナーレとなります(いろんな意味で)

 その独特な味と香りは、よくコーラなどの比較されますが、あんなのと一緒にしないでください。確かに少しクセが強いかもしれません。しかし一度トリコになれば、もう忘れようにも思い出せません(副作用)。何気ない毎日が、対向車のハイビームのように輝きだす、それがドクターペッパーなのです。

 それではドクターペッパーがいかにスバラシイ飲み物なのかをお話させてください。

 

 

・肉料理(特にジンギスカン)に合う!

 これだけ強力なテイストですので、クセの強い料理に良く合います。というか、クセの強い料理でないと、ドクターペッパーが遥かに勝ってしまいます。で、クセの強い料理と言えば肉料理、特にジンギスカンはオススメです。

 羊肉が苦手な方は結構多く、その1番の理由が「肉の臭み」であると言います。ですから「毒を以って毒を制す」ということで、ドクターペッパーのキャメルクラッチ並のホールド力で、羊肉のクセを消してしまうのです。加えてドクターペッパーは炭酸飲料ですから、ジンギスカンの油っぽさも洗い流してくれます。もっとも羊肉が苦手な人がドクターペッパーの風味を受け付けるとは到底思え

 

・口臭を除去出来る!

 ドクターペッパー自慢の「20種類以上のフルーツフレーバー」はもはや芳香剤、いや防臭剤並の威力があります。この猛威を利用しない手はありません。気になるオクチの臭い消しに役立ちます。

 ニンニク、アルコール、タバコ、納豆、くさや、生のタマネギ、シュールストレミングスなどを食べた後の口臭も、ドクターペッパーなら一発です。フルーツ感溢れる、南国のようなオクチの香りとなっているでしょう、多分。少なくとも私がドクターペッパーを飲んだ時、口臭はバニラの香りを感じますが、バニラはフルーツなのか疑問が残るところです。

 ともあれ、それまで口にしていたモノの香りは全部チャラになっていますので(主観的に)、口臭除去に素晴らしい効果があると言わざるを得ないでしょう(主観的に)

 

・なんかスッキリする!

 え?大抵の炭酸飲料を飲んだらスッキリするって?いいえ!違います!ドクターペッパーを飲んだ後の爽快感、浮遊感、万能感は段違いで、麻雀で言えば「四暗刻」と「リーチ・ツモ・対々和」くらいの違いがあります。

 それは「20種類以上のフルーツフレーバー」が織りなす、いわば「認知的迷子」、平たく言えば「オレは一体何を口にしているのだろう」という疑問は、自我、および思考を一旦停止させ、ひいては「無」の境地に至ります(あくまでも上級者の感想です)

 あらゆる因果律から解放され、心身ともにリラックスした状態となり、いわゆる「マインドフルネス」に近い状態であり、そのため覚醒後は非常にスッキリした状態となると言われています(私によれば)。新陳代謝も調整されるせいか、身体がポカポカと温まる効果もあります。まあ、カフェインが入っていますので、それが効いているだけという話も

 

 

 どうです!これがドクターペッパーのポテンシャルなのです!なんてスバラシイ!さぁ、みなさんも飲みたくなってきたでしょう?飲みたくなってきたはずです!しかし、ここで残念なお知らせがあります。それは「思ったよりも、ドクターペッパーは見当たらない」ということです。

 コンビニは?見たことないですね。自販機は?見たことないですね。スーパーは?ドラッグストアは?キヨスクは?見たことないですねぇ。そうなんです、この未来ドリンクはあまりに未来すぎたのか、意外と入手困難なのです。

 え?私ですか?職場の休憩スペースの自販機にありますから。なかなか「分かってる人」が福利厚生を担当しているようです。なので、毎日飲めます。ていうか、毎日飲んでます。毎日快調ですよ(主観的に)

 

 

 ということで、実は身体に良い、えぇ、とても良い、それがドクターペッパーなのです。みなさんも明日からドクターペッパーを始めてみませんか?今から30分以内に始めても、特にオマケは付きませんが、素敵でワンダフルな人生が、あなたを待っていますよ!

 

 

 

 ー おわり ー

 


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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