アイスクリームになんかかけるという話

グルメ
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 普段の朝飯はバナナ1本という、小坂先生もビックリのただれた食生活の私ですが、休日の朝食はちょっと手の込んだものを作ることにしています。ニンニクチャーハン、ニラ餃子、フライドチキン、ダブル親子丼(つまり「具・メシ・具・メシ」の二層構造)、トマトカレー、トンコツつけ麺4玉、などなど、朝からガッツリ食うことにしています。

 だって休みだから。休みを全力で楽しむには体力が必要であり、したがって朝食をしっかりと取ることが実りある休日を過ごす一番の秘訣なのです。なに?仕事の日こそしっかり食え?そうですね(棒読み)。だからバナナなんです(棒読み)

 さて先日も休日の朝食のネタを仕入れに、仕事帰りにスーパーに寄ったわけですが、ふと立ち寄ったアイスクリーム売り場で、私はハタと足を止めてしまいました。売り場には愛するガリガリ君やあずきバー、その他スタンダードと呼ばれるようになったロングセラーが並んでいますが、その一角にバカデカい直方体がありました。ラベルを見ると

 

「北海道バニラアイス 2リットル入り」

 

 とあるではありませんか(メーカーは忘れた)。そう、子供たちの永遠の夢、あるいは大人たちの忘れ得ぬネバーランド、「デカいアイス」であります!普段は50円くらいの棒付きアイスや、ちょっと贅沢しても100円くらいのカップアイスを食っているクソガキ子供たちにとって、自分の顔をほどもある大きさのアイスというのは、否応なくテンションが上がるものです。

 でも「大きい=高い」なので、当然のごとく買えず、しかし子供ですから「大きい=高い」の図式がいつの間にか「高い=高級=美味い」にバカ変換され、まだ食ってもいないのに「あんな美味しいアイスを腹いっぱい食えるなんて夢のようだ」とホントに夢みたいなことを考えてしまうものなのです。まぁ、昔は「レディボーデン」のように、ホントに高級なデカいアイスもありましたが。

 かく言う私も「買えなかったクソガキ」でありまして、その頃の想いが、あるいは情念が、ひょっとするとトラウマが残り、おっさんになった今でも、大きなアイスには羨望の眼差しを注がずにはいられません。で、そのデカいアイスが今!目の前に!あるッ!あの時の借り、今こそ返すぜ!ということで、早速デカいアイスを買い、家路に着きました。そして思う存分スプーンで欲張り全開でアイスをすくい、舌がマヒして味が分からなくなるほど味わいました(矛盾)

 

 で、1リットルほど食ったのですが、さすがにずーっとバニラを味わうのは厳しいものがあります。このままでは冷凍庫の肥やしになってしまうのは出川さんのマジックショーの行く末よりも明らかで、ここは料理の基本である「なんか足す」を実行することにしました。色々様々試してみまして、「コレはなかなか」というトッピングをいくつか見つけましたので、今回ご紹介することにします。なお、既にネット上で公開されているトッピングもありましょうが、そんなん知りません。発見者は!このオレ!(ワガママ)

 

 

・玄武の秘伝:ミロ

 毎度おなじみ、牛乳に溶かして飲むとみるみる逞しくなることで有名な「ミロ」であります。コレ、ベースはココア味なので、トッピングとしては無難です。取りあえずアイスひとすくい(アバウトな計量)に対して大さじ1程度のミロを振りかけて食ってみました。

 最初はココアの風味で、後からバニラが追いかけてきて、まぁ、よくあるチョコバニラ的な味わいですが、しかし終盤、やけに香ばしいフレーバーが鼻を抜けていきます。そうです、ミロは「麦芽飲料」で、麦が使われているのです。それがこの香ばしさを生んでいるようです。コーンはないのに、コーンも一緒に食っているような感覚になり、なんか得した気分になれます。しかもこれでもかと栄養があるので、健康になれます。お子様のオヤツに最適と言えましょう。

 

・青龍の秘伝:コーヒー

 ミロのココア風味がアリなら、コーヒーでも良いはずです。ていうか、待てよ、どっかでバニラアイスにコーヒーかけているのを見たことがあるぞ。よし、丸パクリだ!ということで、うろ覚えですが、まずはコーヒーをハンドドリップで1杯分抽出し、それをとろみが出るまで煮詰めます。しかしこれをいきなりアイスにかけると当然溶けますので、冷ましてからかけてみました(そのくらいの知恵はあります)。

 コーヒーの強い香りと苦みがバニラの香りと甘みとがっぷり4つに組んでおります。ガチンコマッチで両者互いに譲りません。驚くほどマッチしております(ガチンコマッチだけに)。青山・代官山のハイソサエティな香りです(安易なイメージ)。なるほど、これほどマッチするのであれば、何かしらのメディアで紹介されていることでしょうね(多分、それを見た)。ただ恐ろしく香りの強い代物となっていますので、コーヒーが苦手な方には向かないかもしれません。

 

・白虎の秘伝:マーマレード

 他になにかかけるものはないかしらと、冷蔵庫を漁ってみます。練乳、これ以上甘くしてどうする。ホットケーキ用メープルシロップ、今ひとつピンと来ないな。お、親戚から貰った手作りマーマレード、これは良いかもしれない。ということで、これをミロの場合と同量で試してみました。

 案の定、甘いバニラアイスがより甘くなってしまいましたが、マーマレードはオレンジの皮ですから、皮の苦みが程良く効いていて、後味が非常にさわやか3組です。また柑橘系の香りがバニラの香りとよく合います。加えて色取りも良く、バニラの白にマーマレードのオレンジがよく映えます。白浜にたそがれるエキゾチックお嬢さんですな(寝言)。うん、これはキレイキレイ、そしてウマイウマイ。でもちょっと甘い。

 

・朱雀の秘伝:レモン果汁

 なるほど、柑橘系はイケるな。これで甘くなければ良いのだ。そうだ、いっそ果汁を直にかけてしまえば良いのではなかろうか。と、都合よく冷蔵庫にあるポッカレモン。これだ。直球のレモン果汁を!お見舞いするぞ!(大泉洋風)てなわけで、やっぱりミロの場合と同量で試してみました。

 一口食べてみますと、まずレモンの酸味!レモンの香り!そこへアイスの甘み!バニラの香り!なんだこれ!スゲェウマイぞ!甘酸っぱくて、でもしっかりコクがあり、クリームチーズのアイスを食っているみたいだ!でもそこへレモンの清々しい香り!あぁ、シチリアの青い海!地中海の眩しい太陽!小麦色のアモーレが微笑んでいるヨ!マンマミーア!(白昼夢)

 

 

 …ということで(正気に戻る)、いやぁ結構あるもんですねぇ。バニラはアイスの基本であるだけに、トッピングの可能性は無限大なのかもしれません。これを探るためにも、また2リットルのアイスを買ってこなければなりませんね。またイキなトッピングを発見しましたら、ご報告させていただきます。ということで、本日はこれまでであります。


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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