そういうわけで、年に一度のお楽しみ、「ハクメイとミコチ」の7巻が発売されました。やった!(といっても発売されてから2週間も経っちゃいましたが)。
某熱帯雨林で発売を知り、「すわ、今年も出るか!」と、発売日翌日に(ココは地方都市なので1日遅れる)喜び勇んで近所の書店に行ったものの「入荷してません」という体たらく。そんなだからネット販売に負けるのだ、とブツブツ言いながら、さらに翌日、職場の近くの書店にはフツーにあり、「ウム、君は出来る子だ、○ま○わ書店」と何様のつもりを地で行く私でしたが、無事購入出来ました。で、気が付くと読み終わってしまいましたので、ちょいと感想を書き散らかせていただきます。
とはいえ、私は基本的にはネタバレをしたくない人間なので(何故なら私はネタバレされるのがイヤな人間で、かの「自分がイヤなコトは人様にもしない」という人類憲章第1条(そんなものはない)に則りますと、「自分もネタバレをしない」という結論に行き着くのです)、7巻に収録されたお話の詳細はおろか、あらすじもさわりも触れるつもりは全くありません。
ですので、今回は「7巻を読み終わった私がどう思ったか」をズラズラダラダラ書くだけです。もし貴方が(貴女かもしれませんが)「ハクメイとミコチ」の7巻の詳しい内容を知りたいのであれば、こんなクサレブログからはとっととオサラバして、ネット空間に鎮座する有識者の方々の記事に目を通されることをお勧めいたします。そう、ネットは広大だわ……(意味がちがう)。
7巻では新しい登場人物もちょいちょい登場しますし、この世界の仕組み(文化やインフラ)も新たに紹介していますが、 主としてこれまで登場した人物の様々な日常を(あるいは非日常を)描いています。
そして今回収録されたお話は、どれもその人物をより深く描き出すようなエピソードとなっています。つまり、ある場面では「あぁ、この人らしいなぁ」と感じ、ある場面では「あれ、この人こんな人だったんだ?」と少々驚きます。 ですからお馴染みの方々の人となりをさらに知ることになりますし、場合によっては意外な一面を垣間見ることも出来る内容となっています。
別にこれで登場人物が出揃ったというわけではないでしょうし、この世界の全てが描かれたわけでないでしょう。ただ、ここでこの世界の探索は一息入れて、これまで見てきた世界の、今度は細かいところを見てみませんか、そんな作者の意図、つまり「この世界により厚みを増そう」という試みが読み取れた気がしました。
さて「ハクメイとミコチ」と言えば「美味そうなメシ」ですが、今回も、もぅ、イヤになっちゃうくらいに美味そうなメシが徒党を組んで襲い掛かってきます。作者の樫木先生はホントに料理好きなんですねぇ(あとがきマンガでもちょくちょく料理をしている)。「カーシコイ男は料理がウマーイ!」とはコモロー先生の金言ですが、こういう作品が描けて料理も出来るってことは、案外この金言、真かもしれませんねぇ。
あと、今回はミコチさんが大活躍(いや、大災難?)だった気がします。私は本作の登場人物の中ではミコチさんが一番好きなので、いやぁ読みごたえがあったなぁ。いいよねぇ、ミコチさん。やっぱり黒髪のロングってステキだわ…。ていうか、毎回毎回、ミコチさんのステキな黒髪の表現にタメ息が出てしまう私ですよ、あぁ、見入ってしまいます…(変態)。
そしてもう一人の主人公、ハクメイは相変わらずたくましくて頼れる、気風の良い姐さんです。元旅人だけあって、尋常じゃない知識と見識の広さは今回も健在。この人とどっかテキトーに旅に出たら面白いでしょうねぇ。間違いなく各地の美味いものは知り尽くしているはずです。まぁ、多分まともなルートは通らないでしょうが(熊野古道で一か月キャンプとか)。
ということで、今回も盛りだくさんの「ハクメイとミコチ」7巻。本記事を読んで読んでみる気になった人がいるとは到底思えませんが、ともあれオススメですよ(勧めるまでもないか)。
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