森永 大粒ラムネ

グルメ
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 ちょっと小腹が空いた時や、うっかり買い忘れをした時、まず真っ先のいの一番に皆様の頭にボカーンと浮かぶのはコンビニでありましょう。欲しいものは何でも揃い、24時間いつでも開いて、ちょっとお高いのは目をつぶるとしまして、その名の通り便利なお店であります。

 さて、そんな便利の牙城コンビニに真っ向から大勝負を挑んでいると言えるのがドラッグストアでありまして、かつてはホントに薬しか置いていませんでしたが、今ではお菓子やドリンク、ちょっとした生鮮食品も置いてある店も珍しくありません。そして安い!こっちが心配になるくらいお安いのも魅力の一つと言えましょう。

 そんな私は、皆様お気付きの通り、どちらかと言えばドラッグストアの方をヒイキにしておりまして、仕事帰りには晩酌用の炭酸水(厳密には晩酌ではないが)を買いに、ほぼ毎日のようにドラッグストアに足を運び、ついでに何だかよく分からない新商品を見つけては目を輝かせ、お店と大企業の思惑にカンタンに引っ掛かってあれこれと買って家路に着くのです。

 で、やはり皆様お気付きの通り、今回ご紹介する商品「森永大粒ラムネ」もそういう流れで気が付けば買ってしまっていて、でもその表情はまんざらでもないという、まぁ、そんな感じです。

 さて、森永のラムネと言えば、まず真っ先のいの一番に皆様の頭にポヤ~ンと思い浮かぶのは、忘れように思い出せない、あの青いプラッチック(関西風)で出来た、小さな小さなラムネ瓶型の容器でありましょう。

 私自身は全く覚えがないですが、どうやらまだ分別が付かなかった頃の私は、このお菓子が、というかこの小型ラムネ瓶の容器が大好きだったそうで、中のラムネを全部食べてしまっても、いつまでもいつまでもその容器を大事に取っておいて、見かねたオカンがコッソリ捨てていたそうです。分別が半分くらい付くようになった今でも、ラムネの瓶を見るとなんでかトキメいてしまうのですが、ともあれ、私はラムネ大好きの500年選手なわけです(いくつだ)。

(余談ですが、どうして藤子不二雄作品に登場する母親というのは、勝手に子供の持ち物を捨ててしまうのでしょうね?のび太のママは自分のダイエットが上手くいかない腹いせにマンガを捨ててますし、キテレツのママは「何も書いていないから」という理由だけでキテレツ大百科を捨ててしまいます。思えば現実でも旦那の趣味のアイテムを「邪魔だから」という理由で捨てる奥様もいるようですし、「掃除中だから」という理由でまだセーブしていないのに子供がプレイ中のゲーム機のコンセントを引っこ抜くオカンもいます。どうも彼女たちは「自分の理解出来ないものは価値がない」、そして「自分の価値観は絶対だ」という根拠のない恐ろしい自信を持っているようにしか見えませんが、かと言ってその事を指摘しようものなら、やれ「金の無駄だ」とか「時間の無駄だ」とか、主観丸出しの寝言を言い始めるのです。じゃあお前が顔に塗りたくっている水溶液は無駄じゃないのかしかしこの問題は天地開闢、モーゼの十戒以来、人類の歴史に横たわる永遠の謎でありますから、ここでこれ以上どうこう言うつもりは世の女性陣が怖いからありませんし、そもそもコレ、余談だからね)

 …ゲフンゲフン。話が横道どころか思い出横丁に迷い込んでしまいました。閑話休題、そんなラムネ大好きな私の目の前に「森永大粒ラムネ」がぶら下がっていたわけです。大好きなラムネ!しかもそれがデカいのかい?このような天佑に巡り合い、どうしてそのまま買わずに店を後にすることが出来ようか、いや出来ない(反語)。半ば無意識夢心地のままにそやつをかっさらってきたのです(ちゃんとお会計しましたよ)。

 で、何よりもまずご報告しなければならない点があります。非常に残念なことに、大粒ラムネはあのラムネ瓶型容器には入っていません。フツーのジッパー付きの袋でありました。これではラムネの愉しみ、面白味が半減だ!明治のマーブルチョコレートのデカいやつは、容器もしっかりとデカかったというのに!

ガデム!あ、ガデム!(感情がこもっているので、改行しました)

 しかし、ここで見てくれに惑わされて本質を見誤るようでは、未来の新宿ナンバーワンホステスをスカウトすることなど到底出来ません(寝言)。お菓子で大事なのは、そうやはり大事なのは…味ッ!真に倒すべきは会長…ッ!ということで、ブチブチと袋を開きます。

 中からポロリと転げ出てきたのは、確かにあの時の懐かしいラムネ、しかし、おやまぁ、本当にデカいね。オリジナルは小指の爪くらいの大きさでしたが、コヤツは親指の爪くらいの大きさであります。袋の惹句曰く、1.5倍の大きさとのこと。これは食べがいがありそうだ!

 ところで関西の方は初めて見る食べ物を目にした時、まず匂いを嗅ぐと聞きます(ケンミンショー調べ)。私もかつては関西で生活しておりましたので、かの国の作法に従い、ここでもまずは匂いを嗅ぐことにいたしました。鼻の穴を広げてフガフガ、あッ、これは確かにあの時のラムネの香りッ!本当の本物だ!

 「…ビッグライト?」と見当違いなイメージが湧きましたが、ビッグライトならばカマクラ大のラムネになっているはずで…、と、大好きなラムネが大きくなったことが単純に嬉しくなった私は、上記のようなとっ散らかった妄想を抱いていましたが、フト我に返り、意を決してエイヤッと口に放り込みました(最近「エイヤッ」ばっかりだな)。

 舌全体に感じるシュワシュワした刺激、鼻に抜けるサイダーのような香り、サッパリとして、後味が爽やかな甘み…。これは確かにラムネである!(さっきからそう言っている)味はまさにオリジナルそのままでありました。

 なのに!大きいからなかなか口の中でなくならない!オリジナルはあっという間に消えてなくなったのに!(時間にして10秒)たっぷり1分は楽しめる!こいつぁユカイにステキだ!神様ありがとう!(エンゼルマークだけに)

 結局「もう1つ、もう1つ」と食べているうちに、約半分の20粒ほどを一気食いしてしまいました。これだけ食べても口の中がベッタベタにならないのがラムネの良いところです。しかも(袋を見て始めて知ったのですが)原材料がほぼブドウ糖。ブドウ糖は脳の活動に不可欠な栄養素ですから、頭を使う人にはモッテコイだね!と思ってたら、公式サイトでは既にその点を猛プッシュしてやがりました。やはり私は大企業の掌(たなごころ)から出られないようです(熱帯雨林しかり)。

 そんなわけで「飽きるほどラムネが食いたい」という幼少期の何かしらの欲望が未だ満たされていない方々(私を含む)には持ってこいです。是非お求めください。

 …え?発売は去年の10月だったの?相変わらず周回遅れだな、オレ。


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todome

過去のホームページ時代より寄稿させていただいておりましたが、とある作品を完結させぬままに十数年すっかり忘れ、この度親方の号令により、再び参加と相成りました、todomeと申します。 主に小話を寄稿させておりますが、マンガ、ゲームにつきましても、今後ご紹介させていただこうかと思っております。どうぞお付き合いください。

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