スポーツ雑誌Numberの連載コーナー「Dear KAZU カズへの手紙」というコーナーをご存知でしょうか?
カズにまつわる色々な人からの手紙を紹介し、それに対してカズが自分の近況と共に手紙に触れ返事を書くという形式のコーナーです。
雑誌Numberは今はSports Yeah!や、Sportivaなどスポーツ総合雑誌はいくつかあるが、スポーツ総合雑誌のパイオニア的存在です。92年頃ですかね、スラムダンク直撃世代だったので、NBA特集の時にバスケ雑誌だと思って買ったのをきっかけに買い始めた雑誌です。それからサッカー特集の時など含め、01年くらいまではサッカー特集を中心にかなり買っていました。綺麗な数々の写真に彩られた雑誌、スポーツの楽しさを伝えてもらいました。最近はスポーツ情報はインタネット中心で、買う雑誌がPC関連のもの中心となってしまったので、買う頻度は少なくなりましたが、思い出深い雑誌です。
この「Dear KAZU カズへの手紙」を583号のレアル特集ではじめてみました。その時は、カズが94-95シーズンセリエAに挑戦した時、所属したジェノアのチームメイト、オランダ人のファントシップ選手。プレータイプは違うけれどチーム内でのポジションはかぶる二人でしたが、合宿で同部屋になったのをきっかけにかなり仲がよかったそうです。同じ海外から来ている選手として、苦労を共にし通じ合う部分が多くあったといいます。
二人とも当時のジェノアを振り返って、
ロングボールをスクラビー(90年W杯チェコ・スロヴァキアの選手として活躍したヘディングの強い選手)に合わせる中盤を省略したサッカーで、ファントシップ、カズともにスタイルに合わないチームであったことはアンラッキーだったと振り返っています。
そんなファントシップもこの雑誌当時は、ファンバステンと共にアヤックス・ユースのコーチをしていたそうです。いまやファントシップは、オランダ代表監督ファンバステンを支えるコーチとなっています。コーチというよりも第二監督に近いくらいだそうです。
カズが38歳現役でやっていることをきっと喜んでくれていることでしょう。いつかまたピッチで再開する日がくることを願わずにはいられません。
毎回感じ入ることの多い記事なのですが、ネットサーフィンをしていてWebで見れることを発見しました。
Dear KAZU カズへの手紙。バックナンバー – goo スポーツ:NumberWebです。
手紙を寄せたメンバーをみれば、いかにカズが様々な経験を積んできて、それが宝ものであるかがわかります。残念ながら、第13回からしかみれないですが、そのメンバーはさすが。
フィリップ・トゥルシエ、チェ・ヨンイル、山本浩(NHKアナウンサー)、加茂周、”キング”・ペレ、ホン・ミョンボ、北沢豪、川口能活、マリウス・ヨハン・オフトなどなど。手紙を読むたびにあの場面を思い出し、胸があつくなります。
カズの存在は私がサッカーを見始めて、はまっていくのに大きな存在でしたね。誰もが無謀だと思ったブラジルでの留学、挑戦。サッカーが下手な人のことを当時「ジャポネーゼ(日本人)」とブラジルではいわれていました。その「ジャポネーゼ」の挑戦を当時のブラジルの人は笑っただろうし、誰もが成功するなんて思ってなかったことでしょう。数々の苦労の果てにあのペレが所属したサントスで左ウイングのレギュラーを勝ち取る。ほかにもセリエAの挑戦など。パイオニアというのは批判されるものだし、一番つらい立場でもあります。成功か成功じゃないかなんて小さなことじゃなくて、その道を切り開いてきた彼の姿勢はかなりの人に影響を与えたんじゃないかな。
カズはこんなことをいっていました。「つらいことがあっても、バスに揺られて24時間かけて移動したブラジル時代を思い出して、それに比べたら今なんて、なんて恵まれているんだと自分にいいきかせている。」というようなことをいっていました。W杯を目の前にして、はずされた時もこんなポジティブな思考で乗り越えたんだろうなと想像します。その考え方人生観など影響を受けましたね。その人間性を含めて、カズはカズなんだなと感じます。
現役の最後はブラジルでプロの厳しさを教えてくれたキンゼ・デ・ジャウーで、無償に近い形でも終えたいという希望を聞いたことがあります。ラストが近いだろうけど、カズのラスト・ダンスを見守りたいですね。
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スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。
好きなチーム:アーセナル
将棋棋力(2016年1月現在)
【将棋ウォーズ】3級
【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ)
【将棋道場】対局数少なく判定出ていません
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