[06ドイツW杯1次予選]新しい日本代表

スポンサーリンク

私がいままで見た中で一番厳しい一次予選でした。アウェーでの戦いで、さらにアジア・カップでかなりいいサッカーをしていたオマーンだったので、本当に心配してました。とりあえずは最終予選にいけてホッとしています。

オマーンは最終予選に出てもおかしくないくらい好チームだったと思います。アジアカップでも大きな展開やら、スピードあるカウンターと。速攻よし、遅攻もよしというのが印象です。日本がこういうサッカーをやればいいのにというのが、この試合とアジアカップでの直接対決の感想です。ただいかんせん、フィニッシュが決まらないということと、経験不足ということなのか大事なところでのパスミスだったり、見ていてもったいないなぁと思うところも多かったと思います。日本代表からすると助かったぁという場面ですね。

試合展開を振り返ると、予想したようにオマーンは開始早々から攻めてきました。そのスピードから何回かあぶない場面がありましたが、前半30分になると飛ばしすぎからなのか、運動量が落ちていく様子がわかりました。日本代表の前半の内容は多くの人が不安になるような内容だったと思います。ただ、オマーンは疲れからか、ここ通されると危ないというようなパスをイージー・ミスをしたり、もうちょっとじっくり攻められると怖いというところでシュートをふかしてくれたりと助かったぁという場面が次第に増えていきましたね。後半はそのまま前半の最初のよさをオマーンが出せないまま、日本ペースになり、俊輔の素晴らしい個人技からの点が決まり日本が逃げ切りました。ジッコが海外組みをなんで使い続けるのかと聞かれたときに『彼らは一分でもあれば決定的な仕事が出来るんだ』だから使っているという主旨のことを語っていましたが、まさしくそういった場面でした。

よく日本代表と強豪チームが親善試合をしたときや、フランスW杯の時など、終わったあとの有名選手の日本代表に対するコメントは、だいたい要約すると『いいチームだね。ただ経験不足なようだ。』というコメントが大半だった。当時見ていて、『経験不足ってなんだよ。』って

いまいち理解できていませんでした。このオマーンに対して、今の私は同じコメント『いいチームで将来性がある。このよさを生かして、経験を積んでいって欲しい。』とコメントしてしまいます。 それは試合全体のペース配分だったり、ここぞというところでやってはいけないミスをしないとかそういったことなんだなと、最近の日本代表と、まだ経験が浅いとされるアジアのチームとの対比でわかってきました。 もちろん日本はまだまだ世界からすると経験が足りないチームだと思いますが、Jリーグから10年以上を迎えて、私が見始めた頃の日本代表と比べると明らかに大人の部分というのを感じることが出来ます。 ただ、それでも物足りないのは、確かにこういった部分は大切だと思います。特にこの試合は内容よりも絶対結果が求められる試合だったから許せます。 前にアジア・カップのオマーン戦で書いたように、経験を積んだことを勝てるから内容を追求しなくてもいいんだと過信しないでもらいたいというのが心配です。この試合でも組織全体で流れるように取ったというより、個人技からの点ですからね。 昔の日本代表は確かにこういった大人の戦いは出来なかったけど、それでも少しでもいいサッカーをしたい、日本のサッカーが素晴らしいものだとアピールしたい、もっともっと華麗で強いサッカーをしたいという野心に溢れていたと思います。 危なげだけど、なにかやってくれそうと応援するこちらも力が入ったものです。 そのよさを最近の試合を見ている感じることが出来ないし、多少経験を積んできて経験で優位に立てるからといって、そういった気持ちや野心をなくしてしまったら、すぐにアジアのチームにまた抜かれてしまう。そんな風に心配してしまいます。そういった気持ちを持ち続けないと世界には追いつけないでしょう。 経験では恐らく世界でも有数のドイツのサッカーがつまらないと批判されて、さらに最近は停滞までしてしまっています。将来日本は例え勝てるチームになっても、つまらないサッカーと言われるようなサッカーはして欲しくないものです。 見ていて新しい日本代表を見るような頼もしい思いもありますが、このよさと昔からのいい内容も追求するというその気持ちも忘れないで、さらなる新しい代表を見せて欲しいものです。 最終予選は出来たら韓国と同じになりたくないですね。韓国戦はどうしてもへんに力が入ってしまうので、他の試合に影響しやすいですから。W杯を逃すと、サッカー人気もまだまだ怪しくなりますし、せっかく一次予選にこれだけ注目してもらっているんだから、なんとかサッカー文化が根づくまで、W杯連続出場を達成して欲しいなと思います。 Jリーグなどを見ていても新潟のように本当に地元と共にチーム、サッカーを応援してくれる本当のサポーターが着々と増えているので、この流れを続けて欲しい。 小野や俊輔といったゴールデンエイジに続く、世代といったものがまだはっきり見えていない今、W杯出場だけは逃せないですね。

読んで頂いてありがとうございます!

↓↓このブログ独自の「いいね!」を導入しました。少しでもこの記事が気に入って頂けたら押して頂けるとうれしいです。各著者が無駄に喜びます(・∀・)イイ!! よろしくお願いしますm(__)m
The following two tabs change content below.

galthie

スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。 好きなチーム:アーセナル 将棋棋力(2016年1月現在) 【将棋ウォーズ】3級 【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ) 【将棋道場】対局数少なく判定出ていません

コメント

  1. 私的網記録 より:
    1次予選は突破です 2006FIFAワールドカップ アジア一次予選 10月13日(水) 18:30・23:30(現地時間・日本時間)  会場:スルタン・カブース・スポーツコンプレックス オマーン 0 − 1 日本 得点:  鈴木(後半7分) 【オマーン代表メンバー】 GK:26 アル・ハブシ DF:2
  2. さくログ より:
    祝!日本代表! おめでとう!日本代表! ドキドキしながらTV観戦。オマーンまで行きたかったな。 今日勝ったことに素直に喜びたいと思います。反省点、課題等は挙げればきりがないでしょう。上を目指す選手にとっては当然満足する訳はないと思います。ただ、私たちは、選手が強い
タイトルとURLをコピーしました