今年も「冬場の洗濯について考える」の時期がやってまいりました(去年はやってないし、一昨年もやってない)。今の寒い時期、何かと困るのが洗濯物でありまして、奥さま方はもちろん、1人暮らし、学生、クリーニング屋、桃太郎のばあさんなど、いかにして冬場の洗濯をやり過ごそうか、その事ばかりを考えていると言っても過言です。さて、今年は冬場の洗濯物で一番の問題、「乾かない」という点についてつらつらつれづれとお話しようと思います。
注)今回のお話には皆様が得るものは何もありません。こんなラクガキ読むくらいなら、こちらをご覧になって「ドゥザハッソーッ」した方がよろしいかと存じます。
なにしろ冬です、寒いです。冬場は空気が乾燥していますのでズビズバパパパヤーと乾きそうなものですが、気温が低いために水分が蒸発しにくいので、乾きません。そんな理屈を知ってか知らずか、多くの方が冬場はエアコンやストーブの近くに洗濯物を干します。温かい空気にあてて乾かすという、実に合理的な方法ですね。
しかしこの方法にはいくつか問題があります。順に挙げてみましょう。
1:熱源の真上しかウマく乾かない
温かい空気は上昇しますから、例えばストーブの真上の空間がベストとなりますが、大抵のストーブは1/3畳くらいしかありませんから、ウマく乾かせるスペースは少なく、冬場の大量の洗濯物をカバーするのはむつかしいといえます。もっとデカいストーブ、例えば8畳ほどのストーブがあれば、1部屋まるまる乾燥室として使えるので具合が良いですが、しかしこの方法にはいくつかの問題があります。順に挙げてみましょう。
1-1:灯油代が相当な額になる
こんなバカデカいストーブですから、使用する灯油の量は1斗缶では間に合わないでしょう。給料のほとんどが灯油代という生活は、きっと今ひとつ面白くないはずです。しかし北海道などの寒冷地では「暖房手当」などが支給されると聞きますから(あくまでもウワサ)、この問題はいずれ時が解決してくれるかもしれません。してくれないかもしれません。
1-2:酸欠になる
これだけデカいストーブを焚くわけですから、換気をしなければ大変なことになるでしょう。どう大変なのかは皆様のご想像にお任せしますが、しかしだからと言って換気に重きを置くあまり、部屋の窓を全開にするというのは、クソ寒い外気がバンバン入ってくることになるので、これは本末転倒でいだだけません。
1-3:多分、家が燃える
これほどデカいストーブなら熱量は相当でしょうから、部屋の天井がたちまち炎上することは想像に難くなく、洗濯物が全て消失するでしょう。一応問題の根本は消えたわけですから、これを吉と考えるか凶と考えるかはその人のポジティブ度合に左右されますが、恐らく人類の大多数はガッカリするでしょうし、だから大手メーカーもそんなデカいストーブは作らないのだと思います(間違った推論)。
ストーブの他にも「洗濯物をコタツに入れて乾かす」という日本古来からの伝統芸能がありますが、こちらは発熱部分に洗濯物がピッタリくっついてしまって発火するという危険な事故が起こる可能性があります。それでなくとも、コタツというのは人が足を突っ込む所ですから、足の何とも香ばしい臭いが洗濯物に移る可能性も大です。最悪の場合、「家が燃え、焼け跡からは足の臭いがする」という非常に残念な結果になりますので、お勧めしません。
また最近は風呂場に送風機が設えてあって、洗濯物を干せるようになっているハイテクな住宅もあります。一見、非常に便利で未来な感じがしますが(この際、風呂場で洗濯物を干す行為が未来なのかどうかは考慮しない方向で)、このシステムにはいくつかの問題があり、この点はユーザーからも指摘されています。順に挙げてみましょう。
3057:洗濯物が乾かないと、風呂に入れない
然り!まさに然り!洗濯物がぶら下がっている中で風呂が入れるでしょうか?いや、入れません(反語)。いや、入れるかな?洗濯物が乾かないことを覚悟すれば入れるか?でも母ちゃんに「乾かない!」って叱られるねぇ…。
3058:風呂が乾かないと、洗濯物が干せない
然り!これまた然り!先に風呂に入って、それから洗濯物を干そうと思っても、風呂場が湿っていては洗濯物が乾くでしょうか?いや、乾きません(反語)。仕方ないから、今日は風呂ナシだな!でも母ちゃんに「汚い!」って叱られるねぇ…。
このように、まさに「鶏が先か、卵が先か」の循環理論のウロボロスであります。結局、我々人類は風呂場と洗濯物の山の間をウロウロと歩き回り、疲れ果ててコタツで寝るハメになるのです。そして足の臭いがコタツの中を循環するのです。嗚呼…。
風呂場で思い出しましたが、冬場の洗濯物で一番困るのは「バスタオル」だそうです(1999、WHO調べ、ウソ)。大抵バスタオルというのは1人が1枚使うもので、昔は冬場は風呂を2日おきというご家庭もありましたが(昭和)、今は毎日入浴するのが一般的です。ということは、毎日家族の人数分の洗濯物が生まれるのです。
バスタオルはデカくてかさばる上に、下着のように何枚も替えが用意してある物ではありません。したがって毎日毎日バスタオルを洗濯しなければならないのです。で、乾かないんだ、コレが。下手に生乾きだと、風呂上がりの水気を切ることが出来ませんし、何より風呂上がりの爽快感が一気にブルーになってしまいます。人類の精神衛生、恒久平和、安寧秩序のためにも、バスタオルはカンペキに乾いていなればならないのです。
乾いてなければならない、でも現実には乾いていない。まさに人生の縮図と言えましょう(言えません)。で、この度、私はこの問題を解決する画期的な方法を思い付きました。なに、カンタンな話です。洗わなければよいのです。
あぁ、待って、石投げないで。「洗わずに使いまわす」んじゃなくて、「使い捨てにすれば良い」ってことですよ。ああぁあ、待って待って、もげるから、ちぎれるから。違いますよ、「新品を1回使ってポイ~ン」じゃなくて、「使い捨てバスタオルを開発しよう」ということです。
みなさん、ペーパータオルはご存知ですか?あのトイレの洗面台の横に設えてある紙のことですよ。あれって、使い捨てですよね?手を洗って拭いたら、ゴミ箱にポイ、ですよね?そうです、あのペーパータオルをデカくして、バスタオル大にすれば良いのです。
イメージとしてはトイレットペーパーが巨大になったものと考えてください。で、脱衣所にトイレに設えてあるような感じでロールがあるわけです。で、各人がカラカラビリリと切り取って、身体を拭いて、あとはポイですよ。ほら、洗わなくて良い!
え?資源の無駄遣い?再生紙にすれば良いのではないでしょうか。1本の値段?そうですね。フツーのトイレットペーパーの1回分が大体11cm×20cmで、バスタオル1枚が大体130cm×60cmですから…およそ面積は5倍、トイレットペーパーは1本40円くらいですから、300円くらいですかね。で、トイレットペーパーは1本で100回使えますから、同様に、このバスタオルペーパーも100回使えるわけです。300円で100回、お?思ったより安くね?いけるんじゃね?
ということで、製紙メーカーの皆様、よろしくお願いします。
それではまた来年、お会いしましょう(未定)。
- 完 -
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