[05The British and Irish Lions]ラグビーではある英国圏連合チーム。4年に一度結成の【ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ】

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サッカーでイングランドファンの方なら誰でも夢想するんじゃないですかね。 左サイドで悩み続けるイングランドにあって、ライアン・ギグスがイングランドを選んでくれていたら・・・という夢想です。 英国とは、ご存知のように正式名称は北部アイルランド及びグレートブリテン連合王国です。 イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドというが連合した国ということになっています。日本ではえてして英国として一つにまとめがちですが、その4つの国独自の文化があり、ひとまとめにすることをそれぞれの国の人たちは嫌がるというのを聞いたことがあります。 サッカー・ラグビーどちらの母国も英国です。その母国に許された特権として、サッカーならばイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4カ国としてコンペティションにでることが出来ます。一つの問題は五輪です。五輪ではもちろん英国として一チームしか参加が許されていません。U21の欧州選手権上位国に与えられる五輪の出場権にもしもこの4カ国のうちの一つが入った場合は、英国圏の国が出場しないために出場の枠は他の上位国に譲られるということになっています。以前女子のW杯で五輪出場権が譲られた例があったと記憶しています。出場権をとっても英国としては出ないというほどに徹底されてしまっています。これはやはり母国としての誇りと共にそれだけ4カ国が別の国という意識が強いんでしょうね。 スペインでいえば、出来うることなら独立したいというバスク地域がスペイン代表とは別チームを出したいという意識に似ているのかもしれませんね。 一方のラグビーはイングランド、ウェールズ、スコットランドは同じですが、 一つ違うのはアイルランドの扱いです。ラグビーではなんと別の国で紛争問題なども多発する北アイルランドとアイルランドが同じ国として出場していることです。アイルランドは英国の侵略と独立の歴史があり、色々とあるのですが、ラグビーでは統一チームとして出ています。 この4カ国はユニオン・ラグビーでも発祥の地として、ホーム・ユニオンといわれ、ユニオン・ラグビーでは特別な存在です(世界的には、15人制のユニオン・ラグビーと、モール・ラックという密集がないエンターテイメント性の高いラグビーといわれるリーグ・ラグビーの2種類がある。日本でいうラグビーとは一般的に世界でユニオン・ラグビーといわれるものを指す。リーグ・ラグビーについては解説者村上晃一さんのブログに詳しい記事がありました)。 英国に含まれる北アイルランドが、アイルランドとして南北チームをラグビーでは出しているので、英国圏連合あるいはホーム・ユニオン連合のライオンズには、ブリティッシュ&アイリッシュとしてチームを結成するのでしょうね。国でいえば2カ国の連合となります。ラグビーチーム連合として4チームの連合となります。 サッカーW杯でも英国連合チームがあれば、数回は優勝できた大会があったかもしれませんね。古くはジョージ・ベスト、ダルグリッシュ、イアン・ラッシュ、ライアン・ギグス、シェイ・ギブンなどなど、イングランド代表にいればなぁと思う選手は数知れないでしょう。 サッカーでたとえチャリティで実現してもどうしてもお遊び的な親善試合になることが予想されます。しかしラグビーでは、テストマッチというワンマッチの伝統がしっかり根付いていますので、たとえチャリティーっぽい試合であっても全力で誇りを持って試合をします。ここらへんがどうしてラグビーはそうなのかというのは詳しい人に今度聞いてみようと思っているのですが。 テストマッチの中でも最高峰の名誉ある試合の一つがこのサッカーではいまだ実現していない英国圏連合チーム、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの遠征です。その名誉はW杯をしのぐともいわれるほどです。もちろん本気中の本気。あわさるだけでも夢のチームなのに、絶対に勝ちたいという名誉をもって戦ってくれるというのでこれほど楽しみなことはありません。 これだけ本気になるのは深い歴史もあるでしょう。1888年から南半球に遠征をはじめています。サッカーでいえば、最古のコンペティションといわれるFAカップ1871年ですから同じような時期ですね。歴史が凄いです。英国中のファンの熱狂も当然のように熱く約1000〜1500台のキャンピングカーと150〜180のツアーバスがNZ中を回るらしいです。1989年からは南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国を4年間隔で順番に回るようになっており、今年は12年ぶりにNZへ遠征します。英国圏の選手はもちろんのこと、このタイミングで一線のラグビー選手でいることを名誉に思うのでしょう、NZの選手たちの意気込みも相当のものがあるようです。 私もまだまだラグビー観戦研究中というかわからないことも多くて、どうしても華麗なバックス陣ばかりに目がいってしまって、縁の下の力もちのどちらかというとしっかりしていないとゲームならないFWの役割などをどうみていいかわからないです。 なので、ライオンズの入って欲しいというのもバックス陣ばかりになってしまいますが、あくまで願望ということで、メンバーをあげてみたいと思います。スクラム・ハーフにはマット・ドーソン。スクラム・ハーフには南半球ほどこの選手を使って欲しいということはないですが、フライハーフにはなんといってジョニー・ウィルキンソンが復帰してほしいので、イングランド代表コンビに期待したい。 フライハーフにはなんといっても、03年W杯イングランド優勝の立役者現在ラグビー界でも最高のスター・ジョニー・ウィルキンソンを使って欲しい。 シックスネーションズでも怪我で出場できずに彼がいれば勝っていた試合もありました。ディフェンスでも評価の高いフライハーフですので、W杯後は怪我に悩まされているようですが、W杯後J SPORTSではほとんど見る機会がなかったですので、この最高の機会に見たいですね。 怪我が多くコンディションやシックスネーションズで活躍した選手を優先すべきという考える方もいるでしょうがやはりここはウィルキンソンみたいところです。 一番最初に発表されたスコッドにはウィルキンソンはメンバーに入っていませんでしたが、03年W杯優勝に導いたウッドワード監督はコンディション次第で選びたいとの意向を慎重ながらも示しています。チューリッヒ・プレミアシップ最終第22節ではニューカッスルのフライハーフとして3ヶ月ぶりに80分間のフル出場を果たして、ライオンズ入りへアピールしました。ぜひ出てもらいたいものです。 センターには、今年のシックスネーションズでウェールズを優勝に導いたギャビン・ヘンソンと、アイルランドのスターで世界最高との声もあるセンター、ブライアン・オドリスコルのコンビがみたい。 ウイングには、シックスネーションズでも大活躍ちびっこウイングのシェーン・ウィリアムス。あと一人は、アイルランドのウイング、デニス・ヒッキーもしくは、スコットランドのクリス・パターソン辺りを起用したら面白いかなと思います。 大事なポジションフルバックには、やはりこの人!体のキレではこの人にかなうFBはいないんではないかと思うジェイソン・ロビンソンを使ってもらいたい。 イングランドは、センターとウイングに絶対的な選手がいないので、そこに世界でも屈指の選手を起用できるのは大きいと思います。 怪我等もあり、わからないのですが、バックス陣はこのベストメンバーが揃ってほしいですね。なんといってもやっぱりウィルキンソンの元気な姿が久しぶりにみたいですねぇ。 今年のライオンズ遠征に先駆けてJ SPORTSでは2001年のオーストラリア遠征の模様を再放送するそうです。ラグビー放送予定を参照すると6月の最初に再放送があります。
J SPORTS 3 06/01 14:00 ラグビー ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ豪州遠征2001 第1テスト #1 オーストラリア代表 vs. ライオンズ J SPORTS 3 06/02 14:00 ラグビー ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ豪州遠征2001 第2テスト #2 オーストラリア代表 vs. ライオンズ J SPORTS 3 06/03 14:00 ラグビー ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ豪州遠征2001 第3テスト #3 オーストラリア代表 vs. ライオンズ
ネットでみたことがある人が書いていましたが、この3試合を越える試合をまだ見ていないといっていました。2001年も凄い試合だったそうです。 これは必見ですね。最近なんか録画忘れやミスがあってスーパー12みたい試合を見逃したりしていますので、この試合はなんとしても録画しなければ・・・。 当時のメンバー情報は、大野晃のラグビー通信に当時の記事があるので、こちらで読んでおくとさらに楽しめそう。 2005年のライオンズ遠征は、 6/4からNZ国内地区の代表とまず戦っていき、6/25、7/2、7/9とついにオールブラックスとの3連戦があるようです。 放送予定はまた備忘録としてこちらにのせると思います。 これ以上の試合はみていないというほど凄い試合だったという2001年遠征再放送、さらには新たなる伝説になりそうなオールブラックス戦いまからワクワクです。 ぜひラグビー普段あまり見ない人にもみてもらいたいですね。 追伸: MyBlogListにもいれていますが、J SPORTSでお馴染み解説者の村上晃一さんのブログがあります。 試合でなにが起こった?という時にも、わかりやすいフォローが私のように本格的ラグビー観戦初心者にとってはありがたいです。 ルールやきになる選手やトピック、試合レポートなど。ラグビーにかんするいろんなことがかいてあります。 J SPORTSでのおすすめ試合などの紹介もあるので、ラグビーファンは要チェックです。 ■ラグビー愛好日記 【参考サイト・記事】 ■*大 手 小 町* – イギリスとイングランドニュージーランド ラグビー サポートさん ■ワールドラグビーニュースさん ■Official Website of the British & Irish Lions Rugby Tour – ライオンズ公認サイト ■British & Irish Lions Tour to New Zealand in 2005 – Lions-Tour.com

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galthie

スポーツ全般がとても好きです。もともと好きだった将棋も1年くらい前から本格的に指しています。別の趣味であるコンピュータを含めてみなさんの役にたつ情報を載せていきたいものです。 好きなチーム:アーセナル 将棋棋力(2016年1月現在) 【将棋ウォーズ】3級 【将棋倶楽部24】13級 最高R310(R300あたりをうろちょろ) 【将棋道場】対局数少なく判定出ていません

コメント

  1. Glave より:
     こんにちは♪  今年のライオンズのメンバーですが……さすがはホームネイションズ、というか、スコッドを見ているだけで楽しくなる選手がそろいましたね〜。  フォワードで言うと……No8は是非! バランスを取る意味でも(苦笑)、6nationsは泣かず飛ばずだったスコットランドから、サイモン・テイラーをスタメン起用して欲しいところですね。  あの突破力は尋常じゃないです……赤いジャージを着たテイラーがもし現れたら、ラックを作り始めた段階から要注目です♪  フランカーはイングランドのムーディー、ヒルあたりが、ABのマコウあたりとやり合ってくれると面白いですね。暴動にならない程度に、ですが(苦笑)。  Super12でのNZ勢の好調もあって、今年のツアーはかなり期待が持てそうですね! 楽しんでいきましょう♪
  2. ガルティエ より:
    Glaveさん、こんばんは。いつもお世話になってます。 コメントありがとうございます。 ライオンズのスコッドやはり圧倒されるものがありますよね。 このメンバーがひとチームでやるんだなぁと。 サッカーでもラグビーでも4つの国、チームにわかれているというのが当たり前になっていますが、五輪のように一カ国一チームが徹底されたら、いつもこういうメンバーなんですよねぇ。 フォワードはサイモン・テイラーですかぁ。注目してみます! フランカーはムーディーや、ヒルですね。名前はW杯から聞いてますね〜。 あとは、忘れていましたが、ウェールズで活躍したマーティン・ウィリアムズも注目なんでしょうね。すごいタレントですね。 オールブラックスではリッチー・マコウですか。ABもいわずもがなというかタレントの宝庫ですからね。 ちょと触れましたが、01年のオーストラリアに遠征したライオンズの試合、とにかく凄かったと書いている方をさらにみつけました。そこまでいわしめる試合本当に凄かったんだなぁと。再放送も永久保存版になりそうです。 またよろしくお願いします。
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