さて、やりました!!
日本代表がアジアカップ2連覇達成!!
ドンドンドンドンパフパフ!!
今頃アジアカップネタもいかがなものかと
思わないわけでもないですが(汗)、
良かったら読んでやって下さい(笑)。
連覇は難しい最近のサッカー事情にあって、
これは素晴らしいことです。結果としては。
選手もよく戦いました。
特に本格的なアウェイを色んな面で感じながらのこの結果は
今までの日本にはなかった逞しさを感じさせました。
本当に喜ぶべき結果だと思います。
ただ、日本にはこんな諺がありますよね?
「勝って兜の尾を絞めよ」。
この精神に則って、このアジアカップの収穫と課題を
自分なりに考えてみたいと思います。
まず、収穫。
一番大きいのは苦しい中を勝ち抜けた
精神力だと思います。
とにかく楽な試合が1試合もなく、アクシデントを含め、
負けそうな試合が多々あった中で、それをあきらめずに勝ちに繋げた
切れない心は今後、チームの危機的状況での支えに
なってくれるでしょう。
自分達ならやれる、あきらめなければ引っ繰り返せると。
この心の強さを大会を通じて手に入れたのは今大会、一番の収穫です。
手に入れたくても経験しなければ手に入らない貴重なものですから。
また
アウェイの戦いを長い期間に渡って
経験できたのも
大きな収穫のひとつです。
特にW杯予選を控える今、この経験でアウェイの対処法、
そして、アウェイでも冷静に戦えるという経験に裏打ちされた自信は、
アウェイで精神的弱さを露呈し、冷静さを失いがちだった
日本代表にとって今後の大きな支えになることは間違いないです。
また選手で収穫だったのは、
川口と中澤、玉田です。
3人はこの大会で飛躍のキッカケを掴みました。
川口は今までの苦難を脱するキッカケ、
中澤は日本代表に自分の地位を確立するキッカケ、
玉田は今まで欲しくても奪えなかったゴールを奪い、
ストライカーとして爆発するキッカケ、
このキッカケを生かして個々が飛躍すれば、日本代表が
進化することに一役買うでしょう。
これらが収穫だと思います。
逆に課題は、
試合の内容と、
選手交代だと思います。
まず、試合内容はお世辞にも誉められたものではありませんでした。
おそらく結果が出なければ、非難ゴウゴウ、ジーコ解任すら
ありえたでしょう。
そうならなかったのは結果だけは出し続けた、
つまり勝ち続けたからに他ならないとボクは思っています。
具体的に何が悪かったのか?
あくまでこれはボクの意見ですが、組織がまったくなかったと
思います。それは守備でも攻撃でも。
守備面ではどこでボールを奪うのか、どこからプレッシャーを
掛けるのか、最終ラインはどこに置くのか、
はっきりしていなかった気がします。
また攻撃面でも、意思の疎通やコンビネーションでスペースを
作る動きや使う動きがあまり見られず、個人技による打開が主でした。
またカウンター的な攻撃が多かった気がします。
2トッププラス俊輔みたいな。
得点自体がセットプレーが多かったのも相手を崩せなかったが
故のようにも思えます。
もちろんセットプレーから点が取れるのは良いことなんですが…。
対照的に中東は組織だった守備で中盤でボールを奪い、
人数を掛けてサイドを中心に素早い攻めでゴールに向かってきました。
オマーン戦のあとのインタビューで俊輔は「相手に自分達の
やりたいサッカーをやられて苦しかった」みたいなことを
言っていました。
まさに、アジアカップ通じて、ほぼこの状態だった気がします。
中国もオランダ人監督を招聘して、最終ラインを高くして、
コンパクトにして中盤で奪ってサイド攻撃という、中東勢と
似たコンセプトのサッカーをしてきました。
おそらくジーコの思い描くサッカーは、中東や中国のサッカーに近く、
それにプラスして、ファンタジスタの意外性やプレースピードに
緩急を付けたサッカーなのでは?とボクは思っています。
時に中東や中国はそのプレーが単調になり、
変化を付けられていませんでした。
そこが弱点だったと思います。
しかし、そんなサッカーを思考するはずな日本は大会通じて
パスを思うように繋げず、組織的な動きも見られずでした。
確かに優勝はしました。でも、この部分を蔑ろにすると…、
中東勢などに追いぬかれるのは時間の問題な気が…。
ホントにこの部分には早い修正が必要だと思います。
そしてもうひとつ。
選手交代に関しては、良い交代は確かにタイ戦などで見られました。
一人少なくなったバーレーン戦での中田浩二投入も彼が
点を取ったこと、その後のプレーから当たりと言えるでしょう。
ただ、同じくバーレーン戦で長いこと10人で戦ったため、
疲れから足が止まりかけてきた後半25分過ぎまでに追加で
元気な選手を入れられなかったのは…。
その前の後半20分辺りまでは日本がチャンスを掴んでいたわけで、
そこで次の一手を打ち勝ちにいくことが必要だったと思います。
また、それは守備面でも元気なプレーヤーを増やすことで
ボールを追える選手が増え、疲れの見える選手を助ける
ことにもなったわけで。
10人で早い段階から戦う羽目になったチームは往々にして
後半30分前から足が止まりだし、全体の運動量がガクッと落ちます。
そのためにそうなる前に早めの処置が必要なんですが…。
ジーコは動きませんでした。
そして前の試合が延長のあとPK戦だったこともあって、
疲れは早めに表れて、後半28分から立て続けに2失点。
その後、逆転されてから、西を投入したものの後手を踏んだ感は
否めないと思います。
また、その投入した西にどんな指示をしたのでしょうか?
西は途中交代で一番元気なはずが、運動量はいまひとつ。
自分がボールを奪われたにもかかわらず奪い返しに走らず、
疲れている鈴木が追い掛ける場面すらありました。
あの状況での西のプレーも疑問なうえにジーコの交代選手の
選び方にも疑問が…。
決勝も中国が交代の3枚のカードを使い、攻勢に討って出た中、
ジーコはその対処となる交代をあまりせずに、しかも足が
止まってきた後半30分辺りにも、動ける人間を入れることも
しませんでした。結果的には守りきりましたが、運動量では
明らかに劣勢で、いつ守備を破られてもおかしくなかったと思います。
こういう部分での交代の消極性には一抹の不安を感じます。
これも大きな課題と言えると思います。
この収穫と課題を抱えたまま、今度はW杯予選を迎えます。
予選を通じてこの課題を克服しつつ、収穫をさらに花開かせて、
魅力的なサッカーを展開するようになって欲しいです。
そのヒントは意外と身近なところにあります。
アジアカップでそのヒントに気付き、チームが変わることを
切に切に願います。
PS:皆さんはどこの国がアジアで一番驚異だと思いました?
ボクはイランです。やっぱ強いや、あそこは…。
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