さぁ〜、開幕しましたユーロ2004!!
というわけで、開幕戦(ポルトガル対ギリシャ)の感想を。
まだ試合見てない方はここから先は見ちゃダメ!!ネタバレしちゃいますよ。
では、行きましょ〜。
いやぁ〜、よもやこんな結果になるとは…。
ギリシャに苦戦することは予想してました。
でも、負けは…。引き分けまでしか考えてませんでした…。
開幕直前にこのチームはメンタルが鍵と書きましたが、
明らかに序盤硬かったですね、ポルトガル全員。国家斉唱の時、
全員顔が気合いなのか緊張なのか、わからない不思議と厳しい顔をしてました。
リラックスとは程遠いような…。最初は、彼らが自国開催、
そして黄金世代最後のビッグトーナメントに並々ならぬ闘志を
見せているのだと良いほうに捉えましたが、キックオフ直後に
それは闘志の顔ではなく緊張の顔で、まだ地に足が着いていないのだとわかりました。
あまりに集中力を欠いたプレー、そして気持ちばかり昂ぶり、
体が付いていかないような変な空回りが見えました。
そしてお見合いやプレスにまったくいけないというミスで
いきなりサイドのクロスから危うく点を取られかけ
(シュート空振りに助けられる)、あの2年前、韓国での悪夢が蘇りました…。
そんないやな予感を感じつつあった次の瞬間、衝撃が訪れました…。
前半7分、パウロ・フェレイラの信じられないゴール前でのミスパス。
この瞬間、僕の背中にはなにやら寒気に似た嫌な感じが流れました。
そして、それをかっさらったギリシャ、カラグーリスがドリブルからミドルシュート!!
僕は打った瞬間、もっと正確に言うと打つモーションに入った瞬間、
「やられた!!」と感じました。
そしてその嫌な予感は的中、ボールはDFフェルナンド・コウトの右を抜け、
GKリカルドの横っ飛びも届かず、ゴール右隅へ突きささりました…。
前半10分も経たないうちの失点。
まるで2年前のアメリカ戦のリプレイを見てるような展開…。
そしてギリシャは4バックと3ボランチでポルトガルの生命線
サイドのシモン、フィーゴを連携して2対1の数的不利に追込み、
またトップ下のルイ・コスタを3ボランチの誰かがゴール近辺で
必ず付く形で抑え、巧みにボールを奪い、
そこから3トップ的に並べた3人のFWと中盤からの攻撃参加による
カウンターで素早くゴールへ向かいシュートへ結びつけました。
この守備からのカウンターに怯えたポルトガルはますます落ち着きを失いました。
しかし、さすがは黄金世代、ルイ・コスタとフィーゴを中心に
パスを繋ぎつつ相手の隙をうかがい、パスを繋ぐことで、
いつものサッカーをすることで、落ち着きを徐々に取り戻し、
各プレイヤーのポジションチェンジで徐々に相手のマークを剥がし、
フリーで受けれる場面が前半35分くらいから出てきて
リズムを掴んでいきました。
しかし、その流れのなかで点だけは取れずに前半終了。
しかし、後半に期待を持たせる展開でした。後半が始まるまでは…。
「まだ大丈夫、あの2年前の悪夢にはなるまい。まだ1点差。
前回のユーロでもポルトガルはイングランドに2点先行されながら、
前半にフィーゴのミドルで1点返し、1点差で後半を向かえ、
3ー2と逆転勝ちしたじゃないか!!」と自分の気持ちを奮い立たせ、
希望を持って後半を迎えました。
そして後半スタート時に小さな悪夢がまた僕を襲いました。
ルイ・コスタOUT、デコIN。
・・・なんとW杯同様、またしても1点を追う展開に
ルイ・コスタは必要とされず、ベンチへ。
良いパス回しから徐々にポルトガルペースを作っていた彼がなぜ?
僕には訳が分かりませんでした。
僕の目には彼はフィーゴよりもコンディションも良さそうに見えました。
さらにもう一人、シモンOUT、クリスチアーノ・ロナウドIN。
この交代は、シモンが中へ行きすぎるため、サイドをより突きたいための
交代だったのでしょう。
ただ、シモンもクリスチアーノ・ロナウドも適性は右サイドです。
右左どちらも蹴れるとはいえ、精度は右の方が高く、
すんなり左では上げられず、右に持ち代えることが多かったです。
実際ギリシャDFは、左では蹴らせても良くて
右で蹴らせなければOKという守り方をしていました。
この交代は同じキャラクターを持つ選手で後半から
元気な走れるプレーヤーを入れたというのが実際のところでしょう。
あと、ロナウドにはサイドに張って縦への突破を狙えと
指示も与えたのではないかと思います。
このサイド突破という意味ではある程度成果はあったかも知れません。
ただ、DFが2人や3人いる所へただドリブルを仕掛け続けることに
疑問も感じました。相手の連携にあっさり取られる場面も多々あったので…
そんな交代があった中、後半がスタート。デコやフィーゴ、
ロナウドのドリブルやミドルシュートで攻めていきます。
しかし、ここでまた悪夢が…。
後半6分、またしても、カウンターからギリシャに抜け出され、
セイタリディスをロナウドがペナルティエリアで倒して、PK。
これをキッチリ、バシナスが決めて2ー0。
このあとも必死にポルトガルは攻め、コスティーニャOUT、ヌーノ・ゴメスINで
2トップにしてゴールへ迫りますが、ギリシャに跳ね返され、
徐々に各選手のドリブル単独突破が目立ちはじめ、それを
ことごとく奪われる展開。
ヌーノ・ゴメスの惜しいシュート、ロナウドの惜しいシュートなど
ありましたが、点は取れずロスタイムへ。
そしてコーナーキックからロナウドのヘッドでついに遂に1点取ります!!
2ー1!!
しかし時すでに遅し…。このままタイムアップの笛。
開催国はなんと黒星発進となりました。
まず、ギリシャは監督レーハーゲルのプラン通り、
いやそれ以上のプレーにより勝利をモノにしました。
レーハーゲルの采配には脱帽です。彼の術中にポルトガルは完璧にはまりました…。
ギリシャはスペインに予選で勝ったのも実力であると証明しました。
けして運やまぐれではないと!!
かわってポルトガルには気になることが。
それはフィーゴの気合いの空回りです。
彼はキックオフ直後にボールを奪われた時、
いきなり後ろ気味な所からタックルをし、あやうくいきなりカードをもらいかけました。
あのファールはいきなり、しょっぱなだったのでカードにはなりませんでしたが、
なにか危うさを感じました。
また途中から自分のみでなんとかしようと無茶な突破を繰り返しだしました。
確かにあの状況では仕方ないかもしれません。
ただ、ただでさえ冷静さを失いやすいポルトガルにとってフィーゴまでが
そうなってしまっては、まずいのです。
もっと冷静に周りを使いつつのシンプルなプレーを見せてもらいたいです。
そして、もうひとつ気掛かりなのは、審判への不満を持ちすぎです。
ユニフォームを引っ張っただ、ファウルじゃないかと言うアピールなどは、
いつもそのアピールが度を超し、自滅することも多いので、
デコやフィーゴには本当に冷静に戦ってほしいです。
予選リーグは、まだあと2戦あります。
オランダが優勝したときは、初戦でロシアに負けたあと、
予選を2位で通過し、優勝したはずです!!
歴史上そんなチームもあるのであきらめず、戦い続けてほしいものです。
Boa sorte PORTUGAL.
(ボア ソルテ ポルトガル)
(よいゲームを、ポルトガル)。
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